このセクションでは、Teradata MultiLoadで使用される実行時パラメータについて説明します。
メインフレーム接続構成に対応した実行時パラメータ
次の表 に、メインフレーム接続構成に対応したTeradata MultiLoad実行時パラメータの一覧を示します。
パラメータ | 説明 |
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BRIEF | Teradata MultiLoadの印刷出力を、ジョブの成功の判断に最低限必要な情報のみに制限する、縮小プリント出力実行時パラメータ。
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CHARSET= character-set-name | Teradata MultiLoadジョブ用の文字セットの指定。 Teradataサーバーにインストールされている文字セットはどれも、その文字セット名で指定します。文字セット名のリストについては、文字セットの指定を参照してください。 データベースがリセットされて、Teradata MultiLoadジョブが再始動した場合でも、Teradata MultiLoadジョブ全体で、文字セットの指定は引き続き有効です。ただし、クライアント システムに障害が起きたり、Teradata MultiLoadジョブをキャンセルしたりした場合は、文字セットの指定が無効になります。同じジョブを再実行する場合には、必ず最初のジョブで指定したのと同じ文字セットを使用します。ジョブの再実行時に別の文字セットを指定すると、再始動されたジョブでロードされたデータと、最初のジョブでロードされたデータでは、見た目が異なってしまいます。 文字セットの指定が入力されていない場合は、Teradata MultiLoadが起動されたときに"" に対して指定された文字セットがデフォルトです。 文字セットの指定方法と使用方法の詳細については、文字セットの指定を参照してください。
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ERRLOG= filename | Teradata MultiLoadのエラー メッセージ用代替ファイルの指定。 代替ファイル名を指定すると、Teradata MultiLoadのすべてのエラー メッセージを収めたレコードが重複して作成されます。 メインフレーム接続クライアント システムの場合、代替ファイル名は8文字以内で、次のように指定します。
デフォルトのエラー ログ ファイル名指定はありません。 |
MAXSESS = max-sessions | データベースにログオンできるTeradata MultiLoadセッションの最大数。 最大数の指定は0より大きく、システム上のAMPの合計数よりは小さくする必要があります。 デフォルトでは、AMPごとに1セッションです。 |
MINSESS = min-sessions | ジョブの実行に必要なTeradata MultiLoadセッションの最小数。 最小数の指定は0より大きくなっている必要があります。 デフォルトは1です。 |
“Teradata MultiLoad command” | ワークステーション接続システムでのTeradata MultiLoadジョブの開始を示す起動オプション。 Teradata MultiLoadコマンド指定にはTeradata MultiLoadコマンドを1つしか指定できません。このため、通常はRUN FILEコマンドを指定して、Teradata MultiLoadジョブ スクリプトが格納されているファイルを指定します。 DD制御文を使って入出力ファイルを指定してからでないとユーティリティを呼び出すことはできません。 |
RVERSION | バージョン番号を表示して停止します。 |
ワークステーション接続構成に対応した実行時パラメータ
次の表に、ワークステーション接続構成に対応したTeradata MultiLoad実行時パラメータの一覧を示します。
パラメータ | 説明 |
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-b | Teradata MultiLoadの印刷出力を、ジョブの成功の判断に最低限必要な情報のみに制限する、縮小プリント出力実行時パラメータ。
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-c character-set-name | Teradata MultiLoadジョブ用の文字セットの指定。 Teradataサーバーにインストールされている文字セットはどれも、その文字セット名で指定します。文字セット名のリストについては、文字セットの指定を参照してください。 データベースがリセットされて、Teradata MultiLoadジョブが再始動した場合でも、Teradata MultiLoadジョブ全体で、文字セットの指定は引き続き有効です。ただし、クライアント システムに障害が起きたり、Teradata MultiLoadジョブをキャンセルしたりした場合は、文字セットの指定が無効になります。同じジョブを再実行する場合には、必ず最初のジョブで指定したのと同じ文字セットを使用します。ジョブの再実行時に別の文字セットを指定すると、再始動されたジョブでロードされたデータと、最初のジョブでロードされたデータでは、見た目が異なってしまいます。 文字セットの指定が入力されていない場合は、Teradata MultiLoadが起動されたときにデータベースに対して指定された文字セットがデフォルトです。 文字セットの指定方法と使用方法の詳細については、文字セットの指定を参照してください。
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-efilename | Teradata MultiLoadのエラー メッセージ用代替ファイルの指定。 代替ファイル名を指定すると、Teradata MultiLoadのすべてのエラー メッセージを収めたレコードが重複して作成されます。 デフォルトのエラー ログ ファイル名指定はありません。 |
-i scriptencoding | ジョブ スクリプトのエンコーディング書式。 クライアントの文字セットがUTF-16の時にこのパラメータを指定しない場合、Teradata MultiLoadはUTF-16でジョブ スクリプトを解釈します。文字型データがスクリプトにも指定されている場合、Teradata MultiLoadは文字列リテラルとインポート データ内の対応するフィールドを比較または連結する前に、同じ文字セットに変換します。(文字列リテラルは、APPLY...WHERE....; LAYOUT...CONTINUEIF....; FIELD...NULLIF....; FIELD...||...コマンドで指定します。) 有効なエンコーディング オプションは、以下のとおりです。
指定されたエンコーディング文字は、.RUN FILEコマンドに含まれるすべてのスクリプト ファイルに適用されます。 スクリプト ファイルには、UTF-16またはUTF-8のバイト オーダー マーク(BOM)を使用できます。 UTF-16 BOMが存在し、'UTF-16'を指定した場合、Teradata MultiLoadはUTF-16 BOMで指示されるバイト オーダーに従ってスクリプトを解釈します。UTF-16 BOMが存在しない場合、Teradata MultiLoadはエンコーディング オプションで指示されるバイト オーダーに従ってスクリプトを解釈します。 アクセス モジュールまたはデータ ファイルを使用する場合、z/OSプラットフォームでは、UTF-8 BOMはサポートされません。
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<infilename | ワークステーション接続クライアント システム上にあるTeradata MultiLoadコマンドおよびTeradata SQL文が記述された標準入力ファイルの名前。 infilenameを指定すると、そこに標準入力(stdout)がリダイレクトされます。infilename指定を入力しないと、デフォルトはstdinになります。 |
-M max-sessions | データベースにログオンできるTeradata MultiLoadセッションの最大数。 最大数の指定は0より大きく、システム上のAMPの合計数よりは小さくする必要があります。 デフォルトでは、AMPごとに1セッションです。 |
-N min-sessions | ジョブの実行に必要なTeradata MultiLoadセッションの最小数。 最小数の指定は0より大きくなっている必要があります。 デフォルトは1です。 |
>outfilename | ワークステーション接続システム上にあるTeradata MultiLoadのメッセージの標準出力ファイルの名前。 outfilenameを指定すると、標準出力(stdout)がリダイレクトされます。出力ファイル名の指定が入力されていない場合は、デフォルトはstdoutです。 outfilename指定を使用してstdoutをリダイレクトする場合は、同じoutfilenameをDISPLAYコマンドまたはROUTE MESSAGESコマンドの出力先またはエコー先として使用しないでください。同じファイルへの書込み操作が競合して、不完全な結果になります。
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-r 'Teradata MultiLoad command'' | ワークステーション接続システムでのTeradata MultiLoadジョブの開始を示す実施オプション。 Teradata MultiLoadコマンド指定にはTeradata MultiLoadコマンドを1つしか指定できません。このため、通常はRUN FILEコマンドを指定して、Teradata MultiLoadジョブ スクリプトが格納されているファイルを指定します。 |
-u outputencoding | ジョブ出力のエンコーディング書式。 このパラメータは、UTF-16クライアント文字セットが使用されている場合のみ指定できます。使用されているクライアント文字セットがUTF-16以外のときに、このパラメータを指定すると、Teradata MultiLoadはエラーを報告し終了します。 使用可能な出力エンコーディング オプションは、以下のとおりです。
UTF16-BE、UTF16-BE、UTF16BEのいずれかは、ビッグ エンディアンのUTF-16エンコーディング方式でジョブ出力を印刷するようにTeradata MultiLoadに指示します。 UTF-16LEは、リトル エンディアンのUTF-16エンコーディング方式でジョブ出力を印刷するようにTeradata MultiLoadに指示します。ビッグ エンディアンのクライアント システムでは、UTF-16はビッグ エンディアンのUTF-16エンコーディング方式でジョブ出力を印刷するようにTeradata MultiLoadに指示します。リトル エンディアンのクライアント システムでは、UTF-16はリトル エンディアンのUTF-16エンコーディング方式でジョブ出力を印刷するようにTeradata MultiLoadに指示します。 UTF-16 BOMは、以下のジョブ出力の一部として印刷されます。
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-V | バージョン番号を表示して停止します。 |
-y | データ暗号化オプションの指定です。 実行時に指定すると、すべてのセッションが暗号化されます。 |