UNIXオペレーティング システム上でTeradata MultiLoadを実行している場合、Teradata MultiLoadで使用されるUNIXシグナルについての知識が必要になります。Teradata MultiLoadのUNIXシグナルはTeradata MultiLoadとともに使用するルーチン プログラムやモジュールで使用できません。このような同時使用は、Teradata MultiLoadのエラーの原因になります。
Teradata MultiLoadは以下のUNIXシグナルを使用しています。
- SIGALARM(警告シグナル)
- SIGFPE
- SIGINT(中断シグナル)
- SIGQUIT(中止シグナル)
- SIGTERM(終了シグナル)
シグナルは、予期しない外部イベント、つまり例外の発生を伝達するために、UNIXシステムの2つの処理間で送られる事前定義のメッセージです。例えば、Teradata MultiLoadがジョブの処理中にTeradata MultiLoadセッションをアボートする場合は、この例外の発生によるものです。この場合、Teradata MultiLoadはUNIXシグナルを使用して中止コマンドをトラップし、すべてのセッションを切断してから必要なクリーンアップを行ない、正常な手順に従って終了します。
Windows環境のSIGINT
Windows環境では、SIGINTシグナルはサポートされていません。CTRL+C割り込みが発生した場合、この割り込みを処理する新しいスレッドが生成されますが、MultiLoadはマルチスレッドではないため、エラーが発生する可能性があります。