Ecosystem Managerの高可用性 - Teradata Ecosystem Manager

Ecosystem Managerは複数システム環境での高可用性の提供に役立ちます。コンポーネントで障害が発生すると、アプリケーションが停止することがあります。フォールバック コンポーネントは、計画停止および計画外停止の間、可用性を向上させます。Ecosystem Managerはすべてのコンポーネントを監視し、障害がアプリケーションの可用性に与える影響を認識します。

障害発生時に、環境を高可用性に向けて構成している場合、Ecosystem ManagerとViewpointによって提供される監視機能と制御機能がまだ利用可能です。高可用性の構成には、少なくとも2台のEcosystem Managerサーバーと2台のViewpointサーバーが必要になります。ほとんどの障害発生時に、Ecosystem ManagerはフォールバックEcosystem Managerサーバーに自動的にフェールオーバーします。 ViewpointサーバーはアクティブEcosystem Managerサーバーを監視し、コンポーネントに障害が発生したときにフェールオーバー シーケンスをトリガーします。

フェールオーバーは次のように動作します。

1. フェールオーバー監視デーモンはアクティブViewpointサーバー上で実行し、アクティブEcosystem Managerサーバー上の主要なコンポーネントを監視します。
2. アクティブEcosystem Managerサーバー上の主要コンポーネントに障害が発生すると、フェールオーバー監視は障害を検出し、スタンバイEcosystem Managerサーバーへのフェールオーバーを開始します。
3. フェールオーバー監視はスタンバイViewpointサーバーに移動し、スタンバイEcosystem Managerサーバーの主要なコンポーネントの監視を開始します。
4. これでスタンバイEcosystem ManagerサーバーはアクティブEcosystem Managerサーバーとして動作し、以前のアクティブEcosystem Managerサーバー上で主要コンポーネントをスタンバイ モードで再起動します。