漢字は、TIMEデータ型およびTIMESTAMPデータ型に含まれる時刻情報のマーカーとしてFORMAT句で有効です。次の表に、漢字マーカーのリストを示します。
マーカー | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
JI | U+6642 (時) | 時間 |
FUN | U+5206 (分) | 分 |
BYOU | U+79D2 (秒) | 秒 |
例えば、(FORMAT ‘99時99分99秒')を010203に適用すると01時02分03秒が生成されます。
TIMEとTIMESTAMPの形式設定において、秒数の小数点以下を指定した漢字を使用することも可能です。例えば、次のようになります。
CREATE TABLE t3 (tstart TIME(2) FORMAT 'HH時MI分SS.S(2)秒' ,tend TIME FORMAT 'HH時MI分SSDS(F秒');
時刻データには、FORMAT句に指定されているのと同じ漢字時刻マーカーが含まれていなければなりません。例えば、次のCREATE TABLE文ではTIMESTAMP列の表示形式を定義するためにFORMAT句を使用しています。
CREATE TABLE t2 (tstart TIMESTAMP FORMAT 'YY年MM月DD日HH時MI分SS秒');
次のINSERT文は、FORMAT句に指定されている漢字時刻マーカーが文字列データに含まれているため、有効です。
INSERT t2 ('92年03月10日18時06分23秒');