式の中で時刻値を宣言します。
構文
TIME 'string'
stringは、単一引用符で囲んだ8~21文字の文字列です。この文字列は、次に示す4通りの形式のいずれかになります。
- hh:mi:ss
- 時刻。秒数の小数点以下やタイムゾーンのない形式。
- hh:mi:sssignhh:mi
- 時刻。タイムゾーンを指定した形式。秒数の小数点以下の指定はありません。
- hh:mi:ss.ssssss
- 時刻。秒数を小数点以下6桁まで指定した形式。タイムゾーンの指定はありません。
- hhは時間を表わします。有効な範囲は00~23です。必ず2桁で指定します。
- miは分を表わします。有効な範囲は、00~59です。必ず2桁で指定します。
- ss.ssssssは秒を表わします。最初の2桁の有効な範囲は00~61です。必ず2桁で指定します。1~6桁の小数部分の指定が可能です。
- hh:mi:ss.sssssssignhh:mi
- 時刻。秒数を小数点以下6桁まで指定し、さらにタイムゾーン オフセットを指定した形式。
- hhは時間を表わします。有効な範囲は00~23です。必ず2桁で指定します。
- miは分を表わします。有効な範囲は、00~59です。必ず2桁で指定します。
- ss.ssssssは秒を表わします。最初の2桁の有効な範囲は00~61です。必ず2桁で指定します。1~6桁の小数部分の指定が可能です。
- signhh:miはタイムゾーン オフセットの時間および分を表わします。有効な範囲は、-12:59~+13:00です。
使用上の注意
最初の3つの要素の間にはコロンが必要であり、秒数の小数部を指する場合には、小数点が必要です。小数桁がない場合は、小数点は使用できません。キーワードTIMEに後続する場合を除いて、リテラル内にはスペース文字と復帰改行文字は使用できません。
データ型
時刻リテラルの形式 | データ型 |
---|---|
hh:mi:ss | TIME(0) |
hh:mi:sssignhh:mi | TIME(0) WITH TIME ZONE |
hh:mi:ss.ssssss | TIME(n)。ここでnは、秒数の小数点以下の桁数です。 |
hh:mi:ss.sssssssignhh:mi | TIME(n) WITH TIME ZONE。ここでnは、秒数の小数点以下の桁数です。 |
例1: hh:mi:ssの形式
次の例では、Classesテーブルから、3:30 PMに開始されたすべてのクラスを選択します。
SELECT * FROM Classes WHERE start_time = TIME '15:30:00';
例2: hh:mi:sssignhh:miの形式
SELECT * FROM Classes WHERE start_time = TIME '10:37:12-08:00';
例3: hh:mi:ss.ssssssの形式
SELECT * FROM Classes WHERE start_time = TIME '10:36:02.123456';
例4: hh:mi:ss.sssssssignhh:miの形式
SELECT Customer_ID FROM Messages WHERE start_time = TIME '21:17:35.123456+07:30'
関連トピック
詳細情報 | 参照先 |
---|---|
時刻データ型 | TIMEデータ型 |
TIME WITH TIME ZONEデータ型 | TIME WITH TIME ZONEデータ型 |