必須属性および任意属性 - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporterリファレンス

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2019年9月
Language
日本語
Last Update
2020-01-29
dita:mapPath
ja-JP/whl1527114222314.ditamap
dita:ditavalPath
ft:empty
dita:id
B035-2436
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Loadオペレータの必須および任意の属性値を宣言するためには、Teradata PTのDEFINE OPERATOR文で属性定義リスト構文を使用します。









構文規則:

Loadオペレータの属性定義
構文要素 説明
AccountId = 'acctId' 特定のユーザー名に関連するアカウントを指定する任意の属性。

この属性を省略すると、デフォルトでデータベースの直接所有者のアカウントIDが設定されます。

BufferSize = KBytes 出力バッファのサイズをKB単位で指定する任意の属性。Loadパーセルを"Teradata Database"に送信するために使用します。

出力バッファ サイズとLoadテーブル内の行のサイズによって、Teradata Databaseに送信する各パーセルの最大行数が決まります。 大きなバッファ サイズを指定すると、各パーセルに格納できるデータが増えるため、処理のオーバーヘッドを軽減できます。

有効値は1~16384です。ただし、16384を指定した場合、実際のバッファ サイズは16775552バイトとなるため、16MBより少なくなります。 1未満の値を指定すると、エラー メッセージが表示され、ジョブが終了されます。

オペレータがTeradata Database 16.00以降と通信している場合、デフォルトのバッファ サイズは1024KBです。

オペレータが16.00よりも前のバージョンのTeradata Databaseと通信している場合、デフォルトのバッファ サイズは64KBです。

指定可能な最大のバッファ サイズは、通常、16384KBです。値はTeradata Databaseへの接続時に検証されます。

バッファ サイズに最大値を超える値を指定した場合、オペレータはその値を指定可能な最大サイズまで減らします。

CheckpointRowCount - ’option チェックポイントで送信された行の出力を有効または無効にするようにLoadオペレータに指示するオプションの属性です。

CheckpointRowCount値は次のとおりです。

  • 'No' ('N') = Loadオペレータは、チェックポイントで送信された行を出力しません(デフォルト)。
  • 'Yes' ('Y') = Loadオペレータは、チェックポイントで送信された行を出力します。

この属性は、TPTスクリプトモードでのみ使用できます。

DataEncryption = ‘option’ SQLリクエスト、応答、およびデータをセキュリティによって完全に暗号化する任意の属性。

有効な値は次のとおりです。

  • ’On’ = すべてのSQLリクエスト、応答、およびデータが暗号化されます。
  • ’Off’ = 暗号化されません(デフォルト)。
DateForm = 'option' Loadオペレータ ジョブのDATEデータ型を指定する任意の属性。 有効な値は次のとおりです。
  • 'integerDate' = 整数のDATEデータ型(デフォルト)
  • 'ansiDate' = ANSI固定長のCHAR(10) DATEデータ型
DropErrorTable = ’option ロード ジョブ完了時に、エラー テーブルが空であってもエラー テーブルを削除するかどうかを指定する任意の属性。

有効な値は次のとおりです。

  • ’Yes’ = Loadオペレータはエラー テーブルが空の場合にのみ削除します(デフォルト)。Teradata PTはDROP TABLE文を自動的に実行します。

    多数のロード ジョブを定期的に実行する場合に、このようなジョブに対して’Yes’を指定すると、データ ディクショナリに対する更新の回数が増え、結果として性能問題が発生します。

  • ’No’ = Loadオペレータはエラー テーブルが空の場合にも削除しません。 ユーザーがエラー テーブルに対して手動でDROP TABLE文を実行する必要があります。

    テーブルが削除されていない状態で、同じ名前のテーブルを使用するTeradata PTジョブを実行すると、DBSエラーが発生するか、予測不能な結果が生じる可能性があります。

DropLogTable = ’option 更新ジョブ完了時に再始動ログ テーブルを削除するかどうかを指定する任意の属性。

有効な値は次のとおりです。

  • ’Yes’ = Loadオペレータは再始動ログ テーブルを削除します(デフォルト)。Teradata PTはDROP TABLE文を自動的に実行します。

    値を’Yes’に設定できるのは、再始動ジョブの場合だけです。 詳細については、<Teradata Parallel Transporterユーザー ガイド>を参照してください。

  • ’No’ = Loadオペレータは再始動ログ テーブルを削除しません。 ユーザーが再始動ログ テーブルに対して手動でDROP TABLE文を実行する必要があります。

    テーブルが削除されていない状態で、同じ名前のテーブルを使用するTeradata PTジョブを実行すると、DBSエラーが発生するか、予測不能な結果が生じる可能性があります。

ErrorLimit =errorLimit Loadオペレータ ジョブを終了するまでにエラー テーブルのいずれかに格納できるレコードの概数を指定する任意の属性。

ErrorLimitには0より大きい値を指定する必要があります。 無効な値を指定すると、Loadオペレータはジョブを終了します。 デフォルトでは、ErrorLimit値は無制限です。

ErrorLimit値はLoadオペレータの各インスタンスに適用されます。

ErrorTable1 = 'errorTable1Name' 第1エラー テーブルの名前を指定する任意の属性。 ErrorTable1には、次の理由で拒否されたレコードを格納します:
  • データ変換エラー
  • 制約違反
  • AMP構成の変更

以上のエラーは、Loadオペレータ ジョブの取得フェーズで常に発生します。

ErrorTable1には、新しいテーブル名を指定する必要があります。 一時停止したLoadオペレータ ジョブを再始動する場合を除き、既存のテーブル名と重複する名前は使用しないでください。

ErrorTable1のデフォルトの名前はttname_ETです。

詳細については、ErrorTable1およびエラー テーブルの自動生成を参照してください。

ErrorTable2 = 'errorTable2Name' 第2エラー テーブルの名前を指定する任意の属性。 ErrorTable2には、固有プライマリ インデックスに関する制約に違反したレコードを格納します。 このエラーは、Loadオペレータ ジョブの適用フェーズで発生します。

ErrorTable2には、新しいテーブル名を指定する必要があります。 Loadオペレータ ジョブを再始動する場合を除き、既存のテーブル名と重複する名前は使用しないでください。

ErrorTable2のデフォルトの名前はttname_UVです。

詳細については、ErrorTable2およびエラー テーブルの自動生成を参照してください。

LogonMech = ‘string’ 使用するログオン メカニズムを指定する任意の属性。

認証方式によってはこの属性の指定が必須になる場合があります。

属性が8バイトを超えると、ジョブが終了されます。

LogonMechの指定要件については、<Teradata Parallel Transporterユーザー ガイド、B035-2445)>の「 ログオン セキュリティ」を参照してください。

LogonMechData = ‘data 追加のログオン メカニズム データを転送する任意の属性。

外部認証方式によってはこの属性の指定が必須になります。

LogonMechDataの指定要件については、<Teradata Parallel Transporterユーザー ガイド、B035-2445>の「 ログオン セキュリティ」を参照してください。

LogSQL = 'option' 対象ジョブのSQLの中で、ログに記録する数を制御する任意の属性。

有効なオプションは次のとおりです。

  • 'Yes' = すべてのSQLをログに出力します。 最大長は1Mです。
  • 'No' = SQLをログに出力しません。
  • 値なし、または属性指定の除外時は、事前定義の制限を使用します。最大32KのSQLを表示します(SQL全体が32K未満の場合)。 ログ対象のSQLが32Kを超える場合は、表示が最初の32KBに切り捨てられます。
LogTable = 'logTableName' ジョブを再始動するためのチェックポイント情報を格納する再始動ログ テーブルの名前を指定する任意の属性。

新しいジョブを実行する場合、新しいテーブル名には、既存のテーブル名とは異なる名前を指定してください。 これにより、Loadオペレータは新しい再始動ログ テーブルを作成します。

一時停止したジョブを再始動する場合、再始動ログ テーブルが存在する必要があります。Loadオペレータは最後のチェックポイントからジョブを再始動します。 再始動したジョブでは、引き続き既存の再始動ログ テーブルを使用します。

ジョブが正常に完了すると、オペレータは再始動ログ テーブルを削除します。 再始動ログ テーブルの指定に失敗すると、ジョブが終了されます。

再始動ログ テーブルで必要とされる権限は次のとおりです。

  • SELECT
  • INSERT
  • DELETE

ユーザーは、さらに、再始動ログ テーブルを格納するデータベースに対してのDROP権限とCREATE権限を持っている必要があります。

Loadオペレータは再始動ログ テーブルを自動的に保守します。 再始動ログ テーブルに少しでも手が加えられると、再始動機能は無効になります。

再始動ログ テーブルの名前を完全修飾しない場合、再始動ログ テーブルはユーザーのデフォルト(ログオン)のデータベースに作成されます。 WorkingDatabase属性を使用する場合は、再始動ログ テーブルをデフォルト(ログオン時)のデータベース内に置く予定であっても、再始動ログ テーブルの名前を完全修飾する必要があります。

MaxSessions = maxSessions ログオンするセッションの最大数を指定する任意の属性。

MaxSessionsには、1以上の値を指定する必要があります。1未満の値を指定すると、ジョブが終了されます。

デフォルトは、使用可能なAMPごとに1セッションです。最大値は、使用可能なAMP数を超えることはできません。

MinSessions = minSessions Loadオペレータ ジョブを継続するために最低限必要な最小セッション数を指定する任意の属性。

MinSessionsには、1以上およびLoadオペレータの最大セッション数以下の値を指定する必要があります。 1(デフォルト)未満の値を指定すると、ジョブが終了されます。

NotifyExit = 'inmodName' _dynamnという名前のエントリ ポイントを持つユーザー定義の通知出口ルーチンの名前を指定する任意の属性。 値を指定しない場合、次のデフォルト名が使用されます。
  • Windowsプラットフォームの場合、libnotfyext.dll
  • Apple OS Xプラットフォームの場合、libnotfyext.dylib
  • 他のすべてのUNIXプラットフォームの場合、libnotfyext.so
  • z/OSプラットフォームの場合、NOTFYEXT

独自の通知出口ルーチンを指定する方法については、非推奨の構文を参照してください。

NotifyExitIsDLL = 'option' 通知出口ルーチンをDLL(共有ライブラリ)として構築するかどうかを指定する任意の属性(z/OSシステムの場合のみ)。有効な値は、次のとおりです。
  • 'Yes' (または'Y') = 通知出口ルーチンをDLLとして構築します(デフォルト)。
  • 'No' (または'N') = 通知出口ルーチンをDLLとして構築しません。

他の値を指定すると、ジョブが終了します。

NotifyLevel = ' notifyLevel ' 特定のイベントをレポートするレベルを指定する任意の属性。 有効な値は次のとおりです。
  • 'Off' = イベントの通知は実行されません(デフォルト)。
  • 'Low' = 通知レベル「低」の欄に「あり」と表示されているイベントが通知されます。
  • 'Med' = 通知レベル「中」の欄に「あり」と表示されているイベントが通知されます。
  • 'High' = 通知レベル「高」の欄に「あり」と表示されているイベントが通知されます。
NotifyMethod = 'notifyMethod' イベントをレポートするためのメソッドを指定する任意の属性。メソッド:
  • 'None' = イベントをログに記録しません(デフォルト)。
  • 'Msg' = イベントをログに送ります。

    Windowsの場合、イベントはイベント ビューアで閲覧できるイベント ログに送られます。 メッセージはアプリケーション ログに送られます。

    Solaris、AIX、Linux、およびHP-UXの各プラットフォームの場合、イベントの送り先は/etc/syslog.confファイルで指定された設定値に依存します。

    SLES11の場合、イベントの送り先は/etc/syslog-ng.confファイルで指定された設定値に依存します。

    z/OSシステムの場合、イベントはジョブ ログに送られます。

  • 'Exit' = イベントをユーザー定義の通知出口ルーチンに送ります。 行カウント情報は、4バイトの符号無し整数値になります。
  • 'Exit64' = イベントをユーザー定義の通知出口ルーチンに送ります。 行カウント情報は、次のイベントについては、8バイトの符号無し整数値になります。

    NFEventCheckPoint64

    NFEventPhaseIEnd64

    NFEventPhaseIIEnd64

    NFEventDropErrTableI64

    NFEventDropErrTableII64

  • 'ExitEON' = イベントをユーザー定義の通知出口ルーチンに送ります。

    完全なTeradataオブジェクト名が、これらのイベントの通知出口ルーチンに渡されます。

    NFEventInitializeEON

    NFEventPhaseIBeginEON

    また、ExitEONから8バイトの符号なし整数値の形式で行カウント情報が送信されます。

NotifyString = 'notifyString' システム ログに送られるすべてのメッセージの先頭に付加するユーザー定義文字列を指定する任意の属性。 この文字列は、ユーザー定義の通知出口ルーチンにも送られます。 文字列の最大長は次のとおりです。
  • NotifyMethodが'Exit'の場合、80バイト
  • NotifyMethodが'Msg'の場合、16バイト
PauseAcq = 'option' 取得フェーズの完了後にLoadオペレータ ジョブを一時停止するか、そのまま適用フェーズに移行するかを指定する任意の属性。有効値は次のいずれかです:
  • Loadオペレータの通常のジョブの場合は、'N[o]'。通常のジョブでは、取得フェーズ中にTeradata Databaseに送られたすべての行がAMP上の最終的な宛先に分散されます(デフォルト)。
  • 取得フェーズの完了後に一時停止し、適用フェーズをスキップする場合は、'Y[es]'。

その他の値を指定すると、ジョブが終了されます。

PauseAcq属性値を指定しないと、Loadオペレータは取得フェーズが完了しても、一時停止せずに適用フェーズに移行します。 その結果、取得フェーズでTeradata Databaseに送信された全行がAMP上のターゲット テーブルに挿入されます。

PrivateLogName = 'logName' Teradata PT Loggerによってパブリック ログ内部に保持されるログの名前を指定する任意の属性。 プライベート ログには、オペレータによる出力がすべて記録されます。

プライベート ログは、tlogviewコマンドを次のように使用すると表示できます。ここで、jobIdはTeradata PTのジョブ名を、privateLogNameはオペレータのPrivateLogName属性の値を示します。

tlogview -j  jobid  -f  privatelogname

プライベート ログを指定しない場合、出力はすべてパブリック ログに格納されます。

デフォルトでは、診断トレース メッセージは生成されません。 診断トレース メッセージは、ユーザーがTraceLevel属性に有効な値を設定している場合にのみ生成されます。

tlogviewコマンドの詳細については、Teradata PTユーティリティのコマンドを参照してください。

QueryBandSessInfo = ’queryBandExpression ジョブ セッションの存続期間中のクエリー バンドを指定する任意の属性。

queryBandExpressionは、セミコロンで区切られ、セミコロンで終了する、名前=値ペアのセットです。 ユーザーは、下記の例のようなクエリー バンド式を定義します。

‘org=Finance;load=daily;location=west;’

QueryBandSessInfoは、ARRAY属性として指定することもできます。

クエリー バンド式の作成規則については、<Teradata Database SQLデータ定義言語 - 構文規則および例、B035-1144>と<SQLデータ定義言語 - 詳細トピック、B035-1184>を参照してください。

QueryBandSessInfo属性の値は、Loadオペレータのプライベート ログに表示されます。

QueryBandSessInfo属性の使用には、以下の規則が適用されます。

  • デフォルトでは、QueryBandSessInfo属性に有効な値が指定されるまで、クエリー バンドはオフになります。
  • QueryBandSessInfo属性に値が含まれている場合、Loadオペレータは、必要なSET QUERY BAND SQLを構成し、LoadオペレータのSQLセッションの一部として発行して、Teradata Databaseにリクエストを伝達します。
  • Loadオペレータはクエリー バンド式をチェックせず、Teradata Databaseに式をそのまま渡します。
  • ジョブを実行するTeradata Databaseのバージョンでクエリー バンド機能がサポートされていない場合、クエリー バンドは実行されません。 ただし、オペレータはエラーを無視してジョブの残りの部分を実行します。
  • クエリー バンド式に構文エラーがあると、Teradata Databaseはエラーを返します。 すると、Loadオペレータはジョブを終了し、エラーをユーザーに報告します。
RoleName = 'role name'

Teradata環境にセキュリティを実装する任意の属性。オペレータの先頭には、"SET ROLE"の値が付加されます。構文は、次のようにTeradata Databaseに送信されます。

SET ROLE <role name>;

例:

SET ROLE All;

「SET ROLE」コマンドの使用の詳細については、<Teradata Database SQLデータ定義言語 - 構文規則および例、B035-1144>を参照してください。

VARCHAR ARRAYを使用すると、複数の値を指定できます。以下に例を示します。

VARCHAR ARRAY RoleName = ['role name1', 'role name2'],

オペレータは、セッションが接続された後、メイン コントロール セッションと補助SQLセッションのTeradata Databaseにリクエストを送信します。

Teradata DatabaseはFastLoadプロトコル セッションでのリクエスト送信を許可していないので、オペレータはFastLoadプロトコル セッションでリクエストを送信しません。

オペレータはこの属性の値を検証しません。オペレータは、その値をそのままTeradata Databaseに渡します。Teradata Databaseはその値を検証します。妥当性検査が失敗した場合、オペレータはTeradata Databaseエラーでジョブを終了します。
C形式のコメントは値で許可され、Teradata Databaseに渡されます。
ANSI形式のコメントは、値でサポートされません。値にANSI形式のコメントが含まれている場合、オペレータはTeradata Database構文エラーでジョブを終了できます。
セミコロンは値に使用できません。これは、オペレータがリクエストごとに1つのステートメントのみを許可するためです。値にセミコロンが含まれている場合に、オペレータはオペレータ エラーでジョブを終了します。
TargetTable = 'targetTableName' クライアント システムからデータを受信するLoadターゲット テーブルの名前を指定する必須の属性。

ターゲット テーブルは、Loadジョブを実行する前にすでにTeradata Databaseに存在し、セカンダリ インデックスや結合インデックスが定義されていない空の状態である必要があります。 一時停止したLoadオペレータのジョブを再始動する場合を除き、既存のテーブル名は指定できません。

NoPIとして定義されたターゲット テーブルの場合は、ターゲット テーブルが空でなければならないという制限は適用されません。

VARCHAR TASMFASTFAIL = 'value' FASTFAIL機能を有効にする任意の属性。

有効な値は次のとおりです。

  • 'Yes'または‘Y’ = FastFail機能を有効にします。 DBSで保留にされていると見なされる場合、ジョブは正常に終了します。
  • 'No'または‘N’ = FastFail機能は有効になりません(デフォルト)。 何らかの理由でジョブが保留になっているとTASMルールで判断された場合、ジョブはハングしたように見えます。
TenacityHours = hours Teradata Databaseで最大数のロード/アンロード操作がすでに実行されている場合、Loadオペレータが継続的にログオンを試行する時間数を指定する任意の属性。

デフォルト値は4時間です。 Tenacity機能を有効にするためには、hoursに1以上を指定する必要があります。 0を指定すると、Tenacity機能は無効になります。 0未満の値を指定すると、Loadジョブが終了されます。

TenacitySleep = minutes Teradata Database上で最大数のロード/エクスポート操作がすでに実行されている場合、Loadオペレータがログオンを再試行するまでに一時停止する分数を指定する任意の属性。

分数には1以上の値を指定する必要があります。1未満の値を指定すると、Loadオペレータはエラー メッセージを返してジョブを終了します。デフォルトは6分です。

TdpId = 'dbcName' Loadオペレータ ジョブのTeradata Databaseマシン(非メインフレーム プラットフォーム)またはTDP (メインフレーム プラットフォーム)の名前を指定する任意の属性。

dbcNameは、最大256文字まで指定でき、ドメイン サーバー名を1つ指定できます。

TdpId属性に対して値を指定しない場合、オペレータは、システム管理者がユーザー用に設定したデフォルトのTdpIdを使用します。

メインフレームでは、1文字のTdpIdがサポートされます。 1文字だけを指定すると、TDPで始まる4文字のTdpIdの略語とみなされます。
TimeZoneSessInfo = 'timeZoneValue' オプションの属性。これにより、オペレータのジョブ セッションの期間にデフォルトのタイムゾーン変位を変更できます。

この属性の値を指定すると、オペレータはSET TIME ZONE <timeZoneValue>; SQLリクエストを作成します。

オペレータは、セッションが接続された後、メイン コントロールと補助SQLセッションのTeradata Databaseにリクエストを送信します。

Teradata DatabaseはFastLoadプロトコル セッションでのリクエスト送信を許可していないので、オペレータはFastLoadプロトコル セッションでリクエストを送信しません。

以下に例を示します。

  • 例1: 次の例では、セッションのデフォルトのタイムゾーン変位をシステム デフォルトのタイムゾーンであるLOCALに設定します。

    VARCHAR TimeZoneSessInfo = 'LOCAL'

  • 例2: 次の例では、セッションのデフォルトのタイムゾーン変位を、ログオンしているユーザーのデフォルトのタイムゾーンであるUSERに設定します。

    VARCHAR TimeZoneSessInfo = 'USER'

  • 例3: 次の例では、セッションのデフォルトのタイムゾーン変位を単純な定数タイムゾーン文字列式に設定します。

    VARCHAR TimeZoneSessInfo = '''America Pacific'''

    値内のどの単一引用符文字(')も、TPTジョブ スクリプトで2つの連続した単一引用符文字として入力する必要があります。これにより、正しい値がTeradata Databaseに送信されます。
オペレータはこの属性の値を検証しません。オペレータは、その値をそのままTeradata Databaseに渡します。Teradata Databaseはその値を検証します。妥当性検査が失敗した場合、オペレータはTeradata Databaseエラーでジョブを終了します。
C形式のコメントは値で許可され、Teradata Databaseに渡されます。
ANSI形式のコメントは、値でサポートされません。値にANSI形式のコメントが含まれている場合、オペレータはTeradata Database構文エラーでジョブを終了します。
セミコロンは値に使用できません。これは、オペレータが "SET TIME ZONE SQL"リクエスト内で1つのステートメントのみを許可するためです。値にセミコロンが含まれている場合に、オペレータはオペレータ エラーでジョブを終了します。

SET TIME ZONE SQLについて詳しくは、<Teradata Database SQLデータ定義言語 構文規則および例>マニュアルを参照してください。

TraceLevel = 'level' オペレータの各インスタンスによってパブリック ログ(PrivateLogName属性で指定されている場合はプライベート ログ)に書き込まれる診断メッセージの種類を指定する任意の属性。 診断トレース機能は、ログ ファイルで詳細な情報を提供するため、問題の追跡や診断に役立ちます。 トレース レベルは次の通り
  • 'None' = トレース機能を無効にします(デフォルト)。
  • ’CLI’ = CLIに関連するアクティビティ(Teradata Databaseとの対話)についてのトレース機能を有効にします。
  • 'PX' = Teradata PTインフラストラクチャに関連するアクティビティについてのトレース機能を有効にします。
  • 'Oper' = オペレータ固有のアクティビティについてのトレース機能を有効にします。
  • 'Notify' = 通知機能に関連するアクティビティについてのトレース機能を有効にします。
  • 'All' = 上記すべてのアクティビティについてのトレース機能を有効にします。

VARCHAR ARRAYを使用すると、複数の値を指定できます。以下に例を示します。

VARCHAR TraceLevel = 'CLI'
VARCHAR TraceLevel = 'OPER'
VARCHAR ARRAY TraceLevel = [ 'CLI' ]
VARCHAR ARRAY TraceLevel = [ 'CLI', 'OPER' ]
TraceLevel属性は、診断を支援するためにのみ指定します。 この属性によって得られる追加情報の量と種類は、ニーズの変化に合わせてリリースごとに変わります。
TransformGroup = 'transformgroupname' Teradata複合データ型(CDT)のアクティブな変換の変更をサポートするオプション属性。この値は、<udt name> <transform group name>であり、オペレータの先頭には、ハードコードされた文字列"SET TRANSFORM GROUP FOR TYPE "が付加されます。RDBMSに送信される構文は次のとおりです:
SET TRANSFORM GROUP FOR TYPE <udt name> <transform group name>;
例えば、次のように指定します。
"SET TRANSFORM GROUP FOR TYPE JSON CHARACTER SET LATIN TD_JSON_VARCHAR;"
VARCHAR ARRAYを使用すると、複数の値を指定できます。以下に例を示します。
VARCHAR ARRAY TransformGroup = ['JSON CHARACTER SET LATIN TD_JSON_VARCHAR',
                                'ST_GEOMETRY TD_GEO_VARCHAR'],

メイン制御セッションが接続されると、オペレータはそのセッションでTeradata Databaseにリクエストを送信します。

Teradata Databaseでは補助SQLセッションは不要であるため、オペレータは補助SQLセッションではリクエストを送信しません。

Teradata DatabaseではFastLoadプロトコル セッションでのリクエスト送信を許可していないので、オペレータはFastLoadプロトコル セッションでリクエストを送信しません。

オペレータはこの属性の値を検証しません。オペレータは、その値をそのままTeradata Databaseに渡します。Teradata Databaseはその値を検証します。妥当性検査が失敗した場合、オペレータはTeradata Databaseエラーでジョブを終了します。
C形式のコメントは値で許可され、Teradata Databaseに渡されます。
ANSI形式のコメントは、値でサポートされません。値にANSI形式のコメントが含まれている場合、オペレータはTeradata Database構文エラーでジョブを終了できます。
セミコロンは値に使用できません。これは、オペレータがリクエストごとに1つのステートメントのみを許可するためです。値にセミコロンが含まれている場合に、オペレータはオペレータ エラーでジョブを終了します。
TreatDBSRestartAsFatal = ' option ' Teradata Databaseの再起動時にジョブを終了するかどうかをオペレータに通知する任意の属性。

TreatDBSRestartAsFatal値は次のとおりです。

  • '’No’(’N’) = Teradata Databaseの再起動が発生した場合、オペレータは終了しない(デフォルト)。Teradata Databaseの再起動は、再試行可能な処理として扱われます。
  • ’Yes'(’Y’) = Teradata Databaseの再起動が発生した場合、オペレータは終了する。
UnicodePassThrough = 'value' Unicode Pass Through機能を有効または無効にするようにオペレータに指示する任意の属性。

有効な値は、次のとおりです。

  • ’On’ = オペレータ内のUnicode Pass Through機能を有効にする。
  • ’Off’ = (デフォルト)オペレータ内のUnicode Pass Through機能を無効にする。
TPTジョブがUTF8またはUTF16のセッション文字セットを使用している場合、UnicodePassThrough属性を’On’に設定すると、オペレータはUnicodeパスを使用して文字を読み込むことができます。
UserName = 'userId' Teradata Databaseのユーザー名を指定する属性。

外部認証ログオン方式によっては、この属性と互換性がない場合があります。

UserNameの指定要件の詳細については、<Teradata Parallel Transporterユーザー ガイド、B035-2445>の「ログオン セキュリティ」を参照してください。

UserPassword = 'password' ユーザー名に関連するパスワードを指定する属性。

外部認証ログオン方式によっては、この属性と互換性がない場合があります。

パスワードの指定要件の詳細については、<Teradata Parallel Transporterユーザー ガイド、B035-2445>の「ログオン セキュリティ」を参照してください。

WildcardInsert = ‘option’ テーブル定義に基づいてINSERT文を作成する任意の属性。

列にユーザー定義型(UDT)が含まれる場合、この属性を使用すると、テーブル内の列をすべてロードできます。

有効な値は次のとおりです。

  • ’Yes’または’Y’ = INSERT文を作成します。
  • ’No’または’N’ = アクティビティなし(デフォルト)。

この属性をYesに設定しても、完全にサポートされた有効なINSERT文がすでに存在する場合はエラーとなります。

有効なtableNameはTargetTable属性で使用されているテーブルの名前に一致し、指定するDML文では次のように最後の空白以外の文字はセミコロンです。

INS[ERT] [INTO] <tablename> ;
WorkingDatabase = 'databaseName' ログオン データベース以外のデータベースをデフォルト データベースとして指定する任意の属性。

この属性で指定されたデータベース名は、2つのSQLセッションを接続した直後にオペレータによって送られるTeradata SQL DATABASE文で使用されます。

WorkingDatabaseが指定されない場合、修飾されていないすべてのテーブル名において、ログオンしたユーザーに関連付けられたデフォルト データベースがWorkingDatabaseとみなされます。