段階的なロードは、追加データが使用可能になるまでアクティブなロード操作を一時停止する機能です。
例えば、単一のテーブルに3つのファイルの内容を充填する必要がある場合、通常は、単一のソースに見えるように3つのファイルすべてがTeradata PTに流し込まれます。 しかし、ファイルの1つが次の日まで存在しない場合、複数の段階に分けてロードできます。 つまり、Teradata PTは最初の2ファイルをロードし、ロード操作を一時停止してから、3番目のファイルが使用可能になったときにこれをロードします。
段階的なロードは、属性PauseAcq = 'Y'で設定します。こうすることで、Loadオペレータは適用フェーズに進まなくなります。 ロード操作の各段階は、以下のような別のジョブ スクリプトで達成されます。 1つは取得フェーズ、もう1つは適用フェーズです。
例えば、3ファイル(このうち1つは翌日まで使用可能できない)を使用するシナリオを達成するには、1日目にPauseAcq = 'Y' 設定で、2つの既存のファイルをロードの入力として使用してJob1を実行します。
ジョブのこの段階が終了すると、ターゲット テーブルは一時停止され、ユーザーはアクセスできなくなります。 これらのターゲット テーブル(またはエラー テーブル)にアクセスしようとすると、以下のエラー メッセージが返されます。
Operation Not Allowed <tablename> is being loaded(操作できません。<テーブル名>はロード中です)
2日目に、3番目の新しく使用できるようになったファイルを入力として使用して、Job2を実行することで一時停止されていたジョブを再始動します。 この段階では、PauseAcq = 'Nと設定します。 ジョブのこの段階が終了すると、テーブルは完全にロードされアクセスの準備が整います。