構文 - Advanced SQL Engine - Teradata Database

GRANT privilege_spec ON item TO
  { user_spec [,...] | PUBLIC }
  [ WITH GRANT OPTION ] [;]

privilege_spec

{ ALL [ PRIVILEGES ] |
  [ ALL BUT] { NONTEMPORAL | privilege } [,...]
}

item

{ database_name |
  user_name |
  [ database_name. | user_name. ] { table_name | view_name }
}

user_spec

[ALL] user_name

ALL [PRIVILEGES]

指定したユーザーが、指定したオブジェクトに付与可能なすべての権限を受け取ります。

DBS制御ユーティリティのInclNTforGrntOrRevokAllフィールドがTRUEに設定されている場合、GRANT ALLにはNONTEMPORAL権限が含まれます。そうでない場合、GRANT ALLにNONTEMPORAL権限は含まれません。

付与者が所有している、NONTEMPORAL権限を含むオブジェクトの権限がすべて付与されます(ユーザーがそれらの権限を、WITH GRANT OPTION付きで所有している場合)。

NONTEMPORAL

ユーザーはNONTEMPORAL接頭辞を使用して、database_nameまたはuser_nameの、table_nameまたはview_nameで指定されるtransaction-timeテーブルおよび二重テンポラル テーブルに対する非テンポラル操作を実行できるようになります。

privilege

NONTEMPORAL以外の権限を指定します。

詳細は、<Teradata Vantage™ - SQLデータ制御言語、B035-1149>の「GRANT」を参照してください。

ALL BUT

指定したユーザーが、指定したオブジェクトに付与可能なすべての権限のうち、権限リストで指定した権限を除き受け取ることを指定します。ALLの場合と同様に、付与者がWITH GRANT OPTION付きで所有しているオブジェクト権限だけが付与されます。

ON database_name

transaction-timeテーブルか二重テンポラル テーブル、あるいは両方のテーブルを含む(または含む可能性のある)データベースの名前。

ON user_name

transaction-timeテーブルか二重テンポラル テーブル、あるいは両方のテーブルを含む(または含む可能性のある)ユーザーの名前。

ON table_name

transaction-timeテーブルまたは二重テンポラル テーブルの名前。

ON view_name

transaction-timeテーブルまたは二重テンポラル テーブルに作成された更新可能なビューの名前。

TO [ALL] username

受領者を特定する既存のデータベースまたはユーザーの名前を指定します。

ALLを指定すると、そのオブジェクト権限が、指定したデータベースまたはユーザー、およびそのデータベースまたはユーザーによって現在と将来に所有されるすべてのデータベースまたはユーザーに与えられます。

WITH GRANT OPTION

権限を与えられるユーザーが、WITH GRANT OPTION付きの権限を受け取ります。