valid-time派生期間列を使用して定義され、テンポラル制約を受けない場合、Teradataのvalid-timeテーブルはANSI application-timeテンポラル テーブルと同じと見なされます。これらの表はそのままでANSI準拠となっています。
Teradataのtransaction-timeテーブルは、ANSIのsystem-versioned system-timeテンポラル テーブルに類似していますが、ANSI準拠のテンポラルSQLと併用するには、system-versioned system-timeテーブルに変換する必要があります。この付録では、transaction-time表を実装している環境向けに、transaction-time表をsystem-time表に変換する3つの方法を紹介します。このプロセスを使用する方法については、Teradataの担当者に問い合わせることを推奨します。
テンポラル問合わせと変更に対応するためのTeradata独自のテンポラルSQLは、TeradataのANSIテンポラル テーブルで動作しますが、ANSI準拠のSQLではありません。
Teradata Database 15.0より前のテンポラル テーブルを使用したシステム上でANSIテンポラル テーブルを使用するには、セッション テンポラル修飾子をANSIQUALIFIERに設定する必要があります。通常、この設定はTeradataのスタッフによって適切に行なわれています。ANSIQUALIFIERは、valid-time表の修飾されていない問合わせと変更が順序付けられていない動作をするように、デフォルトのテンポラル修飾子に関するSQLの動作を変更します。
HELP SESSION文の出力のTemporal Qualifierフィールドを参照すると、セッション テンポラル修飾子の設定をチェックできます。HELP SESSIONの詳細については、Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144を参照してください。
セッション テンポラル修飾子の詳細については、SET SESSION (セッション テンポラル修飾子)を参照してください。