UPDATE文に指定した条件に加えて、行の対象についてのテストもvalid-time列値と適用期間の重なりに基づいて実行されます。sequencedアップサートでは、有効期間が適用期間に収容される場合に行は更新と見なされるので、追加の適用期間のために挿入される行はありません。
アップサートのUPDATE部分は、単一の行を対象とする必要があります。
nonsequenced アップサートの対象となった行は、従来型のアップサートに適用されるすべての制限が、valid-time次元とtransaction-time次元で適用されます。
パーティション プライマリ インデックスを含むテンポラル テーブルに適用されるルールは、次のとおりです。
- currentアップサートのUPDATE部分では、単一の現在パーティションの単一の行を対象とする必要があります。
- 任意選択の適用期間と、一致するPI値によるsequencedアップサートのUPDATE部分でも、単一パーティションの単一の行を対象とする必要があります。
- currentアップサートまたはsequencedアップサートでは、valid-time列、transaction-time列、またはvalid-timeとtransaction-timeの両方の列にパーティション化が定義されているときには、そのアップサートでvalid-time列とtransaction-time列に対する等式条件を省略できます。等式条件は、パーティション式に使用した境界関数で指定できます。条件IS UNTIL_CHANGEDとIS UNTIL_CLOSEDも、END境界関数の等式条件と見なされます(これらの条件は、END境界関数でのみ有効です)。
プライマリ インデックスを持たないテーブルと列パーティション テーブルでは、アップサートはサポートされていません。