指定されたXMLスキーマを使用してXML型インスタンスを検証します。
XMLVALIDATEでは、XMLスキーマ引数を使用することにより、XML型インスタンスの検証が実行されます。オプションとして、検証に使用する実際の要素宣言を指定することもできます。検証は、基本的にXQuery式の評価です。
validate strict {$seq}
$seqは、検証対象の項目を内容とするシーケンスです(XML_value_exprによって返されるシーケンス)。
ANSI準拠
ANSI SQL/XMLでは、オプションであるACCORDING TO XMLSCHEMA句がサポートされています。これを使用すると、XML型インスタンスの検証で使用するスキーマを指定できます。スキーマは、URI参照か、または登録されているスキーマIDのいずれかによって識別されます。この句が指定されない場合、検証に使用するスキーマは、検証対象の値の名前空間から決まります(登録されているスキーマから、ターゲット名前空間と一致するスキーマが検索され、それが検出された場合はそれが検証に使用されます)。
Vantageにおいて、スキーマの登録はサポートされていません。したがって、ACCORDING TO XMLSCHEMA句は必須であり、スキーマを指定する必要があります。
結果のタイプ
結果は、オリジナルのXML型インスタンスのコピーに、検証結果としての型注釈を追加したものになります。型注釈は、XMLの内部表現で構成され、ユーザーには不可視です。