Exportオペレータ イベント - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporter リファレンス

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2018年10月
Language
日本語
Last Update
2019-02-12
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B035-2436
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Exportオペレータは通知出口ルーチンをサポートします。 通知出口ルーチンは、ジョブの実行時に特定の重大なイベントが発生した場合に実行する事前定義のアクション、例えば、ジョブの成否、エクスポートされたレコード数、失敗したジョブの戻りコードなど、を指定します。 メイン インスタンスのみが通知イベントを送信します。

Exportオペレータ ジョブは、ジョブの実行時に発生する特定のイベントに関するオペレーショナル情報を集積します。 Exportオペレータ ジョブ スクリプトが、Exitメソッドを指定するNotifyMethod属性を含む場合、特定のイベントが発生すると、Exportオペレータは名前付き通知出口ルーチンを呼び出し、次のものを渡します。

  • イベントを識別するイベント コード
  • イベントに関する特定の情報

次のテーブルに、イベント コードのリストと、各イベントに対してExportオペレータが通知出口ルーチンに渡すデータについての説明を示します。 このテーブルに示されている情報は、システム ログにも送られます。

通知出口ルーチンが、無効なイベント コードや未定義のイベント コードを無視して動作すること、およびそれらのイベント コードが原因でオペレータを異常終了しないことを確認してください。
Exportオペレータ通知イベント コード
イベント イベント コード イベントの説明および通知出口ルーチンに渡されるデータ
Initialize(初期化) 0 通知機能の処理が成功したことを意味します。
  • バージョンID長 - 4バイト符号なし整数
  • バージョンIDの文字列 - 32文字(最大)の配列
  • オペレータID - 4バイトの符号無し整数
  • オペレータ名の長さ - 4バイトの符号無し整数
  • オペレータ名の文字列 - 32文字(最大)の配列
  • ユーザー名長 - 4バイト符号なし整数
  • ユーザー名の文字列 - 64文字(最大)の配列
  • オプション文字列の長さ - 4バイトの符号なし整数
  • オプション文字列 - 80文字(最大)の配列
  • オペレータ ハンドル - 4バイトの符号無し整数
Teradata Database Restart(Teradata Databaseの再始動) 9 ExportオペレータがTeradata DatabaseまたはCLIv2からクラッシュ メッセージを受け取ったことを意味します。
  • Teradata Database再始動イベント コードにはデータが付随しません。
CLIv2 Error(CLIv2エラー) 10 ExportオペレータがCLIv2エラーを受け取ったことを意味します。
  • エラー コード - 4バイトの符号なし整数
Teradata Database Error(Teradata Databaseエラー) 11 Exportオペレータが終了コード12を生成するTeradata Databaseエラーを受け取ったことを意味します。
  • エラー コード - 4バイトの符号なし整数
すべてのTeradata Databaseエラーが、このイベントを発生させるわけではありません。 例えば、テーブルの削除または作成の試行中のA 3807エラーはExportオペレータを終了しません。
Exit(エグジット) 12 Exportオペレータを終了していることを意味します。
  • 終了コード - 4バイトの符号なし整数
Export Begin(エクスポートの開始) 31 Exportオペレータがエクスポート ファイルを開いてエクスポート タスクを開始しようとしていることを意味します。
  • エクスポートの開始イベント コードに伴うデータはありません。
Request Submit Begin(リクエスト発信の開始) 32 ExportオペレータがSELECT要求をTeradata Databaseに実行依頼しようとしていることを意味します。
  • リクエストの長さ - 4バイトの符号無し整数
  • リクエストのテキスト - 32,000文字(最大)の配列
Request Submit End(リクエスト発信の終了) 33 ExportオペレータがSELECTリクエストへの応答を受け取ったことを意味します。
  • ステートメントの数 - 4バイトの符号無し整数
  • ブロック カウント - 4バイトの符号無し整数
Request Fetch Begin(リクエスト取り出しの開始) 34 ExportオペレータがSELECTリクエストの結果を取り出そうとしていることを意味します。
  • リクエスト取り出しの開始イベント コードにデータはありません。
File or OUTMOD Open(ファイルまたはOUTMODを開く) 35 Exportオペレータが出力またはOUTMODルーチン ファイルを開こうとしていることを意味します。
  • ユーティリティ名長 - 4バイト符号なし整数
  • ファイル名 - 256文字(最大)の配列
Statement Fetch Begin(ステートメント取り出しの開始) 36 Exportオペレータがリクエスト内の現在のステートメントを取り出そうとしていることを意味します。
  • ステートメント番号 - 4バイトの符号無し整数
  • ブロック カウント - 4バイトの符号無し整数
Statement Fetch End(ステートメント取り出しの終了) 37 Exportオペレータが現在のステートメントのすべてのレコードを取り出したことを意味します。
  • レコード カウント - 4バイトの符号無し整数
Request Fetch End(リクエスト取り出しの終了) 38 Exportオペレータが現在のリクエストのすべてのレコードを取り出したことを意味します。
  • エクスポートされたレコード - 4バイトの符号無し整数
  • 拒否されたレコード数 - 4バイトの符号なし整数
Export End(エクスポートの終了) 39 Exportオペレータがエクスポート操作を完了し、エクスポートしたレコードの数を表示したことを意味します。
  • エクスポートされたレコード - 4バイトの符号無し整数
  • 拒否されたレコード数 - 4バイトの符号なし整数
Block Count(ブロックの数) 40 Exportオペレータが判断したブロック カウントを意味します。
  • ブロック カウント - 4バイトの符号無し整数

このイベントは、応答セットにNoSpoolモードが使用されている場合にのみ利用できます。

Statement Fetch End(ステートメント取り出しの終了) 41 Exportオペレータが現在のステートメントのすべてのレコードを取り出したことを意味します。
  • レコード カウント - 8バイトの符号無し整数

このイベントは、NotifyMethod属性の値に'Exit64'または'ExitEON'が設定されている場合にのみ利用できます。

Request Fetch End(リクエスト取り出しの終了) 42 Exportオペレータが現在の要求のすべてのレコードを取り出したことを意味します。
  • エクスポートされたレコード - 8バイトの符号無し整数
  • 拒否されたレコード数 - 8バイトの符号なし整数

このイベントは、NotifyMethod属性の値に'Exit64'または'ExitEON'が設定されている場合にのみ利用できます。

Export End(エクスポートの終了) 43 Exportオペレータがエクスポート操作を完了し、エクスポートしたレコードの数を表示したことを意味します。
  • エクスポートされたレコード - 8バイトの符号無し整数
  • 拒否されたレコード数 - 8バイトの符号なし整数

このイベントは、NotifyMethod属性の値に'Exit64'または'ExitEON'が設定されている場合にのみ利用できます。

Request Submit End(リクエスト発信の終了) 44 ExportオペレータがSELECTリクエストへの応答を受け取ったことを意味します。
  • ステートメントの数 - 4バイトの符号無し整数
  • ブロック カウント - 8バイトの符号無し整数

このイベントは、NotifyMethod属性の値に'Exit64'または'ExitEON'が設定されている場合にのみ利用できます。

Statement Fetch Begin(ステートメント取り出しの開始) 45 Exportオペレータがリクエスト内の現在のステートメントを取り出そうとしていることを意味します。
  • ステートメント番号 - 4バイトの符号無し整数
  • ブロック カウント - 8バイトの符号無し整数

このイベントは、NotifyMethod属性の値に'Exit64'または'ExitEON'が設定されている場合にのみ利用できます。

Block Count(ブロックの数) 46 Exportオペレータが判断したブロック カウントを意味します。
  • ブロック カウント - 8バイトの符号無し整数

このイベントは、NotifyMethod属性の値に'Exit64'または'ExitEON'が設定されている場合にのみ利用できます。

Initialize(初期化) 47 通知機能の処理が成功したことを意味します。
  • バージョンID長 - 4バイト符号なし整数
  • バージョンID文字列 - NULL終端文字列を指すポインタ
  • オペレータID - 4バイトの符号無し整数
  • オペレータ名の長さ - 4バイトの符号無し整数
  • オペレータ名の文字列 - NULL終端文字列を指すポインタ
  • ユーザー名長 - 4バイト符号なし整数
  • ユーザー名の文字列 - NULL終端文字列を指すポインタ
  • オプション文字列の長さ - 4バイトの符号なし整数
  • オプション文字列 - NULL終端文字列を指すポインタ
  • オペレータ ハンドル - 4バイトの符号無し整数

このイベントは、NotifyMethod属性の値に'Exit64'または'ExitEON'が設定されている場合にのみ利用できます。

次のテーブルに通知を作成するイベントを示します。

通知を作成するExportオペレータ イベント
イベント 通知レベル 意味
Initialize(初期化) はい はい はい 通知オプションの処理の成功
Teradata Database Restart(Teradata Databaseの再始動) いいえ はい はい Teradata DatabaseまたはCLIv2からのクラッシュ エラー
CLIv2 Error(CLIv2エラー) はい はい はい CLIv2エラーが見つかりました
Teradata Database Error(Teradata Databaseエラー) はい はい はい Exportオペレータを終了するTeradata Databaseエラーが見つかりました
Exit(エグジット) はい はい はい Exportオペレータを終了しています
Export Begin(エクスポートの開始) いいえ はい はい エクスポート ファイルを開いています
Request Submit Begin(リクエスト実行依頼の開始) いいえ はい はい SELECTリクエストを実行依頼しています
Request Submit End(リクエスト発信の終了) いいえ はい はい SELECTリクエスト応答を受け取りました
Request Fetch Begin(リクエスト取り出しの開始) いいえ はい はい SELECTリクエストの結果を取り出しています
File or OUTMOD Open(ファイルまたはOUTMODを開く) いいえ いいえ はい 出力ファイルまたはOUTMODを開いています
Statement Fetch Begin(ステートメント取り出しの開始) いいえ いいえ はい 現在のステートメントを取り出しています
Statement Fetch End(ステートメント取り出しの終了) いいえ いいえ はい 現在のステートメントに取り出された最後のレコード
Request Fetch End(リクエスト取り出しの終了) いいえ はい はい 現在のリクエストに取り出された最後のレコード
Export End(エクスポートの終了) いいえ はい はい エクスポート タスクが完了しました