インポートしたデータの使用 - System Emulation Tool

Teradata® System Emulation Toolユーザー ガイド

Product
System Emulation Tool
Release Number
17.20
Published
2022年6月
Language
日本語
Last Update
2022-08-22
dita:mapPath
ja-JP/fzk1641289994637.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/obe1474387269547.ditaval
dita:id
B035-2492
Product Category
Teradata Tools and Utilities

ターゲット(実働)システムからデータを取り出し、それをテスト システムに適用する作業は、2段階のプロセスで行なわれます。

  1. ターゲット システムに関するデータが読み取られ、ステージング領域に書き込まれます。
  2. ステージングされたデータがテスト システムにインポートされ、該当するデータ テーブルに適用されます。

インポートされたデータは、以下の目的で使用されます。

  • ターゲット システムの最適化ルーチンの性能特性を再現する。
    最適化ルーチンは、クエリーの実行プランを作成する際に、システム リソース情報、インデックス、プライマリ キー、セカンダリ キー、および統計情報など、数多くの要素を参照します。 最適化ルーチンは、これらのすべての要素に基づいて、最も効果的な実行プランを作成します。
  • クエリー プランを作成して、ターゲット システムと同じ条件下でクエリーが実行されているかのようにエミュレートできます。
    大規模なターゲット システムをエミュレートするクエリー計画を作成する際に、小規模なテスト システムを使用することができます。

    インポートされたデータにNOSオブジェクトが含まれている場合は、テスト システムに高度なSQL Engine 17.00以降がインストールされている必要があります。

  • what-ifモデリングを実行します。
  • さらに、ターゲット システム上で発生する、最適化ルーチンに関係するパフォーマンス問題のテスト、診断、および解決も可能です。

また、Teradata SETはTeradata Visual Explainと連携して、特定の条件および作業負荷の下でのターゲット システムのパフォーマンスをエミュレートします。