LdapServiceFQDNプロパティの値は、バインドが必要なサービスまたはアプリケーションを表わす、ディレクトリ内のバインド可能オブジェクトを識別する識別名(DN)です。
LdapServiceFQDNプロパティは、サービス バインドをサポートするすべてのメカニズムに使用できます。
以下の場合に、LdapServiceFQDNとLdapServicePasswordを構成する必要があります。
- すべてのサービス バインドまたはディレクトリは自動的に匿名のサービス バインドを使用します。サービス バインドの説明およびサービス バインドを必要とする機能のリストについては、サービス バインドの使用を参照してください。
- TdgssUserConfigFile.xmlの<LdapConfig>セクションのサービス エントリ、例えばTeradata Databaseシステムにアクセスするための複数のディレクトリ サービスを構成する場合などです。
これらの状況の1つが存在しLdapServiceFQDNプロパティを構成していない場合は、システム デフォルトによる匿名バインドにより、バインドの失敗など望まない結果になる場合があります。
有効な設定値
- ""(デフォルト)、匿名バインドを指定
- サービスまたはアプリケーションのIDを表わすバインド可能ディレクトリ オブジェクトのFQDN。
編集ガイドライン
- AuthorizationSupportedがyesに設定されている場合はKRB5およびSPNEGOメカニズムの編集が必要です。それ以外の場合は編集しないでください。
- LDAPを編集できます(サービス バインドの使用に必要な場合)。
- 値を設定するには、必要なメカニズムのTdgssUserConfigFile.xmlにこのプロパティを手動で追加する必要があります。 構成ファイルの編集についてを参照してください。
- このプロパティは、データベース ノードおよびUnityサーバー(使用する場合)上で編集します。
- 各サービス アカウントを固有に識別する必要があります。
- このプロパティを構成する場合は、LdapServicePasswordプロパティの値も指定する必要があります。