使用するには、TDNEGOがクライアントとTeradata Databaseサーバーの両方に存在している必要があります。CLI、ODBC、およびJDBCクライアントの場合は、データベース サーバーがTeradata Database 15.10以上を実行しており、かつクライアントがTTU 15.10以上を実行している必要があります。.NETクライアントの場合は、サーバーがTeradata Database 15.10以上を実行しており、かつクライアントがTTU 16.0以上を実行している必要があります。
SPNEGOは、Teradata Database 16.0ではTDNEGOのネゴシエート済みメカニズムとして構成されていますが、Teradata Database 15.10では構成されていません。SPNEGOの構成方法については、Teradata Databaseノードでの構成の変更およびTTU 16.0 .NETクライアント用Teradata Database 15.10のTDNEGOによって提供されるSPNEGOメカニズムを参照してください。
次の表に、Teradata DatabaseリリースおよびTTUクライアント リリースに応じてTDNEGOがクライアントに提供できるネゴシエート済みメカニズムの一覧を示します。
クライアント | Teradata Database 15.10 | Teradata Database 16.0以上 |
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TTU 15.10クライアント: |
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TTU 16.0以上のクライアント |
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Teradata Database 16.0以上のTDNEGOは、デフォルトでTDNEGOを使用して構成されています。
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単一のデフォルト非ネゴシエート メカニズム(DefaultMechanism)と単一のデフォルト ネゴシエート メカニズム(DefaultNegotiatingMechanism)をサーバー(TDGSS)で定義できます。
- TDGSS - TD2は、デフォルトの非ネゴシエート メカニズムで、デフォルトのネゴシエート メカニズムはサーバーで定義されません。
- TDGSSのデフォルトの非ネゴシエート メカニズムを変更します。
- TDGSSのデフォルトのネゴシエート メカニズムを定義します。
- クライアントが明示的にメカニズムを要求する(ユーザーのリクエストまたはソフトウェア設計によって)
- クライアントが(もしあれば)クライアントに設定されたデフォルトのメカニズムを使用する
- クライアントがサーバーに設定されたデフォルトのメカニズムを使用する
クライアントとサーバーの両方がネゴシエーションに対応していても、それらの間に共通のネゴシエート メカニズムが存在しない場合は、既存のDefaultMechanismプロパティによりデフォルト メカニズムが選択されます。
ベスト プラクティスは、サーバー側の構成を変更し、クライアント側の構成を変更しないことです。 クライアント上で構成が必要な場合、オプションのTeradata GSS管理パッケージがクライアントにインストールされ、構成が実行されることがあります。 詳細は、Teradata GSS Administrativeパッケージを参照してください。