TDNEGOの互換性要件 - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage™ NewSQL Engineセキュリティ管理

Product
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
Release Number
16.20
Published
2019年3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-29
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B035-1100
Product Category
Software
Teradata Vantage

使用するには、TDNEGOがクライアントとTeradata Databaseサーバーの両方に存在している必要があります。CLI、ODBC、およびJDBCクライアントの場合は、データベース サーバーがTeradata Database 15.10以上を実行しており、かつクライアントがTTU 15.10以上を実行している必要があります。.NETクライアントの場合は、サーバーがTeradata Database 15.10以上を実行しており、かつクライアントがTTU 16.0以上を実行している必要があります。

SPNEGOは、Teradata Database 16.0ではTDNEGOのネゴシエート済みメカニズムとして構成されていますが、Teradata Database 15.10では構成されていません。SPNEGOの構成方法については、Teradata Databaseノードでの構成の変更およびTTU 16.0 .NETクライアント用Teradata Database 15.10のTDNEGOによって提供されるSPNEGOメカニズムを参照してください。

次の表に、Teradata DatabaseリリースおよびTTUクライアント リリースに応じてTDNEGOがクライアントに提供できるネゴシエート済みメカニズムの一覧を示します。

クライアント Teradata Database 15.10 Teradata Database 16.0以上
TTU 15.10クライアント:
  • TD2とLDAPを、ネゴシエーション メカニズムとして.NETクライアントに提供できます。SPNEGOは、Teradata Database 15.10の.NETクライアントには使用できません。
  • TD2、LDAP、およびKRB5を、TDNEGOネゴシエーション メカニズムとしてCLI、ODBC、およびJDBCクライアントに提供できます。
  • TD2、LDAP、およびSPNEGOを、TDNEGOネゴシエーション メカニズムとして.NETクライアントに提供できます。
  • TD2、LDAP、およびKRB5を、TDNEGOネゴシエーション メカニズムとしてCLI、ODBC、およびJDBCクライアントに提供できます。
TTU 16.0以上のクライアント
  • TTU 16.0以上の.NETクライアントがSPNEGOをTDNEGOのネゴシエーション メカニズムとして使用してTeradata Database 15.10にアクセスするには、SPDNEGOをデータベース サーバー上のネゴシエーション メカニズムとして含めるようにTDNEGOを構成する必要があります。Teradata Databaseノードでの構成の変更およびTTU 16.0 .NETクライアント用Teradata Database 15.10のTDNEGOによって提供されるSPNEGOメカニズムを参照してください。
  • TD2およびLDAPを、TDNEGOネゴシエーション メカニズムとして.NETクライアントに提供できます。
  • TD2、LDAP、およびKRB5を、TDNEGOネゴシエーション メカニズムとしてCLI、ODBC、およびJDBCクライアントに提供できます。
  • TD2、LDAP、およびSPNEGOを、TDNEGOネゴシエーション メカニズムとして.NETクライアントに提供できます。
  • TD2、LDAP、およびKRB5を、TDNEGOネゴシエーション メカニズムとしてCLI、ODBC、およびJDBCクライアントに提供できます。
Teradata Database 16.0以上のTDNEGOは、デフォルトでTDNEGOを使用して構成されています。

単一のデフォルト非ネゴシエート メカニズム(DefaultMechanism)と単一のデフォルト ネゴシエート メカニズム(DefaultNegotiatingMechanism)をサーバー(TDGSS)で定義できます。

ネゴシエート メカニズムとネゴシエート済みメカニズムは異なります。前者は、最適なメカニズムをネゴシエートして選択するメカニズムです(TDNEGO)。後者は、ネゴシエーションで選択可能なメカニズムです(TD2、ldap、およびKRB5)。ネゴシエート メカニズムでは、NegotiationSuppportedメカニズム プロパティがyesに設定されています。
デフォルト設定は次のとおりです。
  • TDGSS - TD2は、デフォルトの非ネゴシエート メカニズムで、デフォルトのネゴシエート メカニズムはサーバーで定義されません。
次のいずれかを実行できます。
  • TDGSSのデフォルトの非ネゴシエート メカニズムを変更します。
  • TDGSSのデフォルトのネゴシエート メカニズムを定義します。
クライアントはいつでもセキュリティ コンテキストの作成を開始でき、メカニズムの指定方法は以下のように3つあります。
  • クライアントが明示的にメカニズムを要求する(ユーザーのリクエストまたはソフトウェア設計によって)
  • クライアントが(もしあれば)クライアントに設定されたデフォルトのメカニズムを使用する
  • クライアントがサーバーに設定されたデフォルトのメカニズムを使用する

クライアントとサーバーの両方がネゴシエーションに対応していても、それらの間に共通のネゴシエート メカニズムが存在しない場合は、既存のDefaultMechanismプロパティによりデフォルト メカニズムが選択されます。

ベスト プラクティスは、サーバー側の構成を変更し、クライアント側の構成を変更しないことです。 クライアント上で構成が必要な場合、オプションのTeradata GSS管理パッケージがクライアントにインストールされ、構成が実行されることがあります。 詳細は、Teradata GSS Administrativeパッケージを参照してください。