Aster Databaseはスター スキーマと呼ばれるディメンション モデルを使用して、ラージ データ分析ワークロードに対して高いパフォーマンスを実現しています。スター スキーマはファクト テーブルおよびディメンション テーブルで構成されています。
Asterテーブルを定義する場合は、テーブルがファクト テーブルとディメンション テーブルのいずれであるかを指定する必要があります。この決定に基づいて、Aster Databaseによるテーブル データの格納方法が決まり、テーブル間の結合など、テーブルを使用する操作タイプに合わせてテーブル データが最適化されます。
- ファクト テーブル
- ファクト テーブルは、特定のイベントの測定または測定基準など、ビジネス プロセス データをファクトとして記録するラージ単一テーブルです。ファクト テーブルには通常、数値、および他のテーブルに格納されているディメンション データの外部キーが含まれています。
- ディメンション テーブル
- ディメンション テーブルは、ファクト テーブルに記録されたイベントおよび実際のデータの属性を記述する値のドメインが保持するテーブルのセットです。各ディメンション テーブルには、特定のディメンションの値セットが含まれています。例えば、顧客連絡先テーブルには、顧客のID、名前、電話番号、住所など、各顧客に関する詳細が含まれています。ディメンション テーブルには、分散テーブルまたは複製されたテーブルを使用できます。