フォールバックは、異なるAMPまたは「フォールバック」AMPにテーブルの永久データの各行のコピーを自動的に保存することにより、テーブル レベルでのデータ保護を行ないます。
AMPが失敗した場合、Advanced SQL Engineがフォールバック コピーにアクセスして稼動を継続できます。AMPがクラスタ化されている場合、ダウンしていたAMPをオンラインに戻すと、フォールバックはそのAMPの自動回復も行ないます。
CREATE/ALTER TABLEコマンドを使用してフォールバックを定義します。フォールバック保護したテーブルは、非フォールバック テーブルの2倍の固定領域を占有し、挿入、更新、削除に2倍のI/Oを要します。しかし操作の継続とデータの整合性という長所は、この領域に十分に値します。
以下に対してフォールバックを定義できます。
- プライマリ データ テーブル
- セカンダリ インデックス サブテーブル
- 集約結合インデックスを含む、あらゆる種類の結合インデックス
- ハッシュ インデックス
- データベース
- ユーザー
フォールバックには以下のような利点があります。
- AMPがオフラインの場合にテーブル データにアクセスできる。
- ソフトウェア エラーが原因でデータが使用できなくなった場合に、アクセス性と整合性が保護される。
- ディスク アレイRAIDを超えるデータ保護レベルを追加できる。
- オンラインに戻ったときに、オフラインAMPに行なった変更を自動的に適用する。
フォールバック用に最適化されたプラットフォームでは、NO FALLBACKのオプションとNO FALLBACKのデフォルトは使用できません。