ロギングを使用可にする前に、まず適切な分析に必要なデータ量とデートのソート方法を検討します。より多くの情報をロギングするほど、より多くのユーザーが追跡され、パフォーマンスのコストが大きくなり、ログの量も急速に増大します。一方、最小限のコストで意味のあるデータを取得するために、サマリーやしきい値制限を指定することができます。
以下のテーブルに、ユーザーおよびアカウントごとに発生するオーバーヘッドを説明した例を示します。
収集タイプ | ロギングの単位 | 発生するオーバーヘッド | ログの場所 |
---|---|---|---|
デフォルト(オプションを指定しない) | クエリー | 各問合わせごとに1つのデフォルト行 | DBQLogTbl |
個別(問合わせがTHRESHOLD秒を超えて実行されたため) | CPU制限とI/O制限を超えて実行された問合わせ | 長く実行される各問合わせごとに1つのデフォルト行 | DBQLSqlTbl、DBQLStepTbl、DBQLObjTbl、DBQLogTbl |
SUMMARY間隔内に完了した問合わせ数 | CPU制限とI/O制限以内で実行された問合わせ | 問合わせカウントが>0の場合、各ロギング間隔ごと(10分ごと)に1行。 可能性のある最大値としては、セッション存続期間の10分ごとに4行。 |
DBQLSummaryTbl |
ステップの処理の詳細 | クエリー | 生成される各ステップごとに1行 | DBQLStepTbl |
オブジェクトの詳細 | クエリー | 問合わせの解決に使用される各オブジェクトごとに1行 | DBQLObjTbl |
Explainの詳細 | クエリー | EXPLAINテキスト全体を取り込むのに必要な行数。 Explainテキストはフォーマットされません。Explainの詳細の収集はパフォーマンスに何らかの影響を及ぼします。 |
DBQLExplainTbl |
SQLテキストの詳細 | クエリー | SQLリクエストのテキスト全体を取り込むのに必要な行数 | DBQLSQLTbl |
XML問合わせプランの詳細 | クエリー | XMLテキスト全体を取り込むのに必要な行数。XMLプランには、SQLリクエストやEXPLAINテキストなどが含まれます。 詳細については、<Teradata Vantage™- SQLリクエストおよびトランザクション処理、B035-1142>を参照してください。
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DBQLXMLTbl |
XMLロック ロギング | 対象期間のロック | XMLロック プランを取り込むのに必要な行数 | DBQLXMLLOCKTbl |