DBC (またはデータベース内のすべてのオブジェクトに対する権限をDBCによってすでに付与されたサイトの管理担当ユーザー)以外のユーザーは、自分自身の領域内であっても、別のユーザーまたはデータベースを作成するためには、事前にCREATE DATABASEおよびCREATE USER権限を明示的に付与されている必要があります。詳細については、<Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド、B035-1100>の「明示的に付与する必要のある権限」を参照してください。
ユーザーとデータベースを作成すると、階層関係が発生します。
- DBCはこの階層内のすべてを所有しており、AおよびBの直接の所有者、あるいは親になっています。
- Aは、C、D、Fを所有しています。Aは、CおよびDの直接の所有者、あるいは親になります。
- CはFの直接の所有者、あるいは親です。
- Bは、Eの直接の所有者、あるいは親です。
CREATE DATABASE/USER文を実行依頼するユーザーは、データベースまたはユーザーの作成者です。新規のデータベースまたはユーザーの作成に使用される固定領域を持つデータベースまたはユーザーは、その新規データベースまたはユーザーの直接所有者となります。
さらにこの所有者は、階層内の下位のデータベースまたはユーザーすべてを所有します。これらのデータベースまたはユーザーは、この所有者の元の固定領域から作成されるからです。これの例外は、特別なデータベースまたはユーザーの所有権が別のデータベースやユーザーに移転する場合です。
この作成者は、直接所有者であるとは限りません。作成者が直接所有者となるのは、新規のデータベースまたはユーザーが作成者のデータベース内(つまり、階層内で作成者のデータベースのすぐ下)に存在する場合のみです。作成者は、適切な権限を使用して、階層の他の位置にも新しいデータベースまたはユーザーを作成することができます。暗黙的な権限である所有権や、作成者に自動的に与えられる明示的な権限の詳細については、<Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド、B035-1100>を参照してください。