データベース管理者ユーザーの作成 - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™- データベースの管理

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-1093
Product Category
Software
Teradata Vantage
  1. 管理クライアントから、ユーザーDBCとしてログオンします。
  2. 以下のようにデータベース管理者を作成します。
    フィールド 説明
    User Name 必須。データベース管理者ユーザーの名前。

    このマニュアルのすべての管理手順では、主要な管理者の名前にDBADMINを使用します。

    Owner ユーザーDBADMINの所有者。この場合、DBCです。
    Permanent Space 必須。ユーザーDBADMINが作成するまたは所有するすべてのオブジェクトを格納する領域(バイト単位)。

    固定領域は、結果が数値の定数式を使ってバイト単位で指定することもできます。これによりAMPごとに固定領域を指定することができます。これは、アプリケーションをより小さなテスト システムから実働システムに移植する場合に有用です。次の例を参照してください。

    ユーザーDBADMINがほぼすべてのデータベースとテーブルを作成および所有するため、システム上の大部分の領域をこのユーザーに割り当てます。

    推奨事項:使用可能なシステム(DBC)領域の60-65%。

    Password 必須。DBADMINの一時パスワード。

    推奨事項:デフォルトのシステム パスワード制御およびサイト ポリシーに従った簡単なパスワードでかまいません。各ユーザーが最初にログオンするときに、一時パスワードを永続的な専用パスワードに変更するように求めるプロンプトが表示されます。

    デフォルトのパスワード制御値がサイトのセキュリティ要件に準拠していることを必ず確認してください。 パスワード制御のオプションについては、<Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド、B035-1100>を参照してください。
    Spool Space オプション。スプール領域の指定は、問合わせに対する中間結果やフォーマット済みの応答セット、および揮発テーブルに使用できる領域の容量の制限に過ぎません。システムは、システム内の任意の場所にある未使用の固定領域からユーザーのスプール領域を借用します。

    スプール領域は、結果が数値の定数式を使ってバイト単位で指定することもできます。これによりAMPごとにスプール領域を指定することができます。これは、アプリケーションをより小さなテスト システムから実働システムに移植する場合に有用です。以下の例を参照してください。

    推奨事項:スプール領域の指定は、通常必要ありません。スプールはAdminProfileですでに割り当てられています。

    Default Database

    オプション。ここに指定するユーザーまたはデータベースに含まれている領域は、トランザクションSQLで別のデータベースが指定されない限り、Advanced SQL Engineが新規オブジェクトやターゲット オブジェクトを格納または検索する場所となります。

    推奨事項: DBADMINを指定します。

    FALLBACK オプション。FALLBACKを指定すると、ディスクのミラーリングによってすでに作成されている複製に加えて、ユーザー領域に格納された各テーブルの複製が自動的に作成されます。システムは、障害時に、この複製に戻すことができます。
    フォールバック用に最適化されたプラットフォームでは、NO FALLBACKのオプションとNO FALLBACKのデフォルトは使用できません。
    Profile 必須。ユーザーがメンバーシップを持つプロファイルの名前。ユーザーがメンバーになれるプロファイルは1つだけです。

    推奨事項:AdminProfile(データベース管理者プロファイルの作成でユーザーDBADMINに対して作成したプロファイル)を入力します。

例:

CREATE USER "DBADMIN" FROM "DBC"
AS PERM = 2e5 * (hashamp() + 1)
PASSWORD =  "temp" 
SPOOL =  spool_space 
PROFILE = AdminProfile
STARTUP = ''
NO BEFORE JOURNAL
NO AFTER JOURNAL;

hashamp()関数は、システム構成内で最高のAMP番号を返す、データベースの組み込み関数です。AMP番号はゼロから始まるため、(hashamp() + 1)はシステムのAMPの合計数を返します。例の式: 2e5 * (hashamp() + 1)は、ユーザーまたはデータベースの固定領域またはスプール領域に対しAMPごとに200,000バイトを割り当てることを意味します。

管理ユーザーDBADMINを作成した後は、後続の管理アクティビティを実行するためにユーザーDBCとしてログオンすることがないようにします。ただし、ユーザーDBCにしか実行できないアクティビティの間は除きます。

データベース権限のユーザーDBADMINへの付与で使用するには、クライアント アプリケーションを開いたままにします。

関連情報

参照トピックは、トピックが現れる最初のステップ順に配列されています。

ステップ トピック 詳細に関するリソース
2 ユーザー タイプと特性 <Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド、B035-1100>の「ユーザーの作成と権限の付与」
CREATE USER文の構文とオプション Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144
領域管理のガイドライン 領域の管理: 操作DBA
デフォルトのパスワード制御値およびそれらの値の変更方法 <Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド、B035-1100>の「データベース パスワードの管理」