オブジェクト使用カウントを使用する場合、以下の点に注意してください。
- データ ディクショナリでARCHIVEまたはRESTOREを実行中の場合は、収集を有効にしないでください。データ ディクショナリのアーカイブ中、アーカイブがObjectUseCount収集によってブロックされると、システムはObjectUseCount収集をオフにします。このため、アーカイブの完了後に再度有効にする必要があります。
- ObjectUseCountCollectRate値の目安は、10分以上です。ObjectUseCountCollectRateを10分未満に設定すると、システムのパフォーマンスに影響します。
テーブルの使用カウントのコピー
CREATE TABLE … AS … WITH DATA AND STATISTICSは、元のテーブルの統計とデータをターゲット テーブルにコピーします。ターゲット データベースでUSECOUNTオプションを有効にすると、AND STATISTICSオプションは使用カウント情報をコピーします。詳細については、統計の基本テーブルからターゲット テーブルへのコピー、または<Teradata Vantage™- SQLデータ定義言語 - 詳細トピック、B035-1184>のCREATE TABLE(AS句)を参照してください。
使用カウントに影響しないオブジェクトの名前変更
オブジェクトの名前を変更しても、その使用カウントはリセットされません。つまり、オブジェクトの名前を変更しても、アクセス カウントと最終アクセスのタイムスタンプのどちらも変わりません。例えば、次の文を実行します。
RENAME TABLE Employee TO Emp;
この場合、テーブル「Emp」の使用カウントは0にリセットされません。カウントは、「Employee」のカウントのままになり、タイムスタンプも最後に使用されたときのものになります。次に「Emp」が使用されると、システムはそのカウント記録を継続し、タイムスタンプを更新します。テーブルの列についても同様です。次のリクエストを使用して列の名前を変更するとします。
ALTER TABLE t1 RENAME oldcolumnname TO newcolumnname;
この場合、その列の使用カウント情報はリセットされません。
RENAME文は使用カウント情報に影響しないため、カウントをリセットする必要がある場合は、ClearTVMUseCountマクロを使って手動でリセットします。