CSPユーティリティを使用して、ダンプ ディレクトリまたはDBC.Crashdumpsデータベースのビューをリストできます。
- DBC.Crashdumpsデータベースに保存されている利用可能なクラッシュダンプをリストするには、次のCSPコマンドを使用します。
# csp -mode list -source table
- 利用可能なローPDEダンプをリストするには、次のCSPコマンドを使用します。
# csp -mode list -source dump
-sourceパラメータのデフォルトはダンプ ディレクトリになります。したがって、送信する “csp -mode list”は“csp -mode list -source dump”に相当します。
出力には、次のテーブルに示すフィールドが表示されます。
最初の行には、出力がダンプ ディレクトリまたはデータベースからのものかどうかが表示されます。
csp: ローカル システム上のTeradata Databaseクラッシュダンプのダンプを検索しています
または
csp: ロー ダンプ ディレクトリのダンプを検索しています
CSPの出力列 | 説明 |
---|---|
Sel | クラッシュダンプのアスタリスクがこの行に対してリストされている場合、クラッシュダンプは、特定のリスト、保存、またはクリアの各操作の対象になるか、または選択可能になります。 アスタリスクがない場合、特定のリスト、保存、またはクリアの各操作の一部として含まれません。 |
ID (date-time-token) | CSPによってクラッシュダンプに割り当てられた識別子。例えば、ID 2008/11/08-15:55:26-24は、クラッシュダンプが取得されたことを意味します。
|
Nodes | クラッシュダンプ情報が収集されたノードの数。4つのノードのいずれかがダウンしている場合、そのノードは含まれません。 |
Event | クラッシュの原因となったTDBMS/PDEイベント コード。 |
Instigator | クラッシュダンプのトリガー。形式はvproc番号/パーティションID/タスクIDです。テーブルで取り上げる例:
|
Status | クラッシュダンプのステータス。クラッシュダンプが破損している、または不適切なソフトウェアのバージョンのものである場合、この列には“Required files are missing or corrupted(必要なファイルがないか、破損しています)”、または“Dump belongs to a different PDE version(ダンプは別のPDEバージョンのものです)”というレポートが表示されます。 フィールドが空白の場合、クラッシュダンプは使用可能で有効です。 |
特定の日付からすべてのダンプをリストするなどの条件でCSP結果を制約できます。
# csp -mode list 2008/09/09 csp: Searching for dumps in raw dump directory /var/opt/teradata/tddump csp: 4 dumps found, 1 dump to process csp: Sel ID (date-time-token) Nodes Event Instigator Status csp: --- ---------------------- ----- ----- --------------- ------ csp: * 2008/09/09-17:03:13-02 1 10196 16384/0/(11480) csp: 2008/08/14-11:35:58-01 1 10196 16384/0/(15160) csp: 2008/07/11-14:41:58-01 1 10416 1/11/(28272) csp: 2008/07/01-11:58:42-05 1 10196 16384/0/(6418) #
2008年9月9日のダンプのみを検索するための日付制限であっても、listコマンドは、2008年8月14日、2008年7月11日、2008年7月1日など他の日のものを含むallダンプを返します。ただし、2008年9月9日の希望する日付基準からのクラッシュダンプには、Selフィールドにアスタリスクが付いており、これはコマンド条件に一致することを示しています。
ノードにアクセスできない(例えば、BYNETまたはPDEが実行されていないためにダウンしている)場合、CSPではそのノードのダンプ ディレクトリに接続できません。ローPDEダンプには起動されているノードが1つだけ報告されます。
# csp -mode list csp: Searching for dumps in raw dump directory /var/opt/teradata/tddump csp: 4 dumps found, 4 dumps to process csp: Sel ID (date-time-token) Nodes Event Instigator Status csp: --- ---------------------- ----- ----- --------------- ------ csp: * 2008/09/09-17:03:13-02 1 10196 16384/0/(11480) csp: * 2008/08/14-11:35:58-01 1 10196 16384/0/(15160) csp: * 2008/07/11-14:41:58-01 1 10416 1/11/(28272) csp: * 2008/07/01-11:58:42-05 1 10196 16384/0/(6418) #