MultiLoadによって、データをクライアントからVantageシステムにアップロードできます。このユーティリティは複数のテーブルに対して同時に実行します。さらに、データを挿入、更新、および削除することもできます。
実行できるMultiLoadジョブの最大数は30です。デフォルト値は5です。また、Teradata Viewpointワークロード管理ポートレットを使用してスロットル ルールを定義することで、許容されるジョブの最大数を変更することもできます。デフォルトは5です(詳細については同時FastLoad、MultiLoad、FastExportジョブの最大数を参照)。
パフォーマンスを向上させるには、次のようにします。
- 入力データの連結および再定義を最小限にする。
- NUSIの数を制限する。
- データ テーブルのPIを固有またはほぼ固有にする。
- エラー テーブルの使用を最小限にする。
- チェックポイントをとる頻度を高くし過ぎない。
- セッションを多く使用し過ぎない。
MultiLoadは以下をサポートしません。
- 集約演算子
- 指数演算子
- 算術演算子
- データ ファイルの連結
- 16進形式
- NoPIテーブル
- 外部キー
- LOBのロード
- 列パーティション テーブル
詳細については、<Teradata® MultiLoadリファレンス、B035-2409>を参照してください。
MultiLoadを使用する代わりに以下のステップを実行することもできます。
- NoPIなど、制約、トリガー、インデックスが定義されていないだけで、ターゲット テーブルとまったく同じステージング テーブルを作成します。
- 外部ソースからステージング テーブルにインポートします(例えば、FastloadやTeradata Parallel Data Pump Array INSERT演算子を使用)。
- [オプション]エラー ロギングが必要な場合、ターゲット テーブルについてエラー テーブルを作成します。
- ステージング テーブルをソースとして使用し、ターゲット テーブルへのMERGEを実行します。
- ステージング テーブルおよびエラー テーブルを削除します。
NoPIテーブル、またはTeradata Parallel Data Pump Array INSERT操作の詳細については、<Teradata Vantage™ - データベースの設計、B035-1094>を参照してください。
関連情報
詳細情報 | 参照先 |
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MERGE |
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MERGE INTO | Teradata Vantage™ - SQLデータ操作言語、B035-1146 |