メモリを追加すると、キャッシュが増加してCPUの能力が最大化します。これが役に立つのは、ディスク内容がメモリ内に読み込まれるよりもCPUの処理の方が速い(システムが入出力制約になっている)ときです。
次のテーブルではメモリを増設する理由をリストします。
条件 | 説明 |
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既存のノードへのvprocの追加 | vprocごとに32 MBのメモリが使われます。vprocを既存のノードに追加するとき、多くの場合、メモリを追加する必要があります。 vprocを追加すると空きメモリが大幅に減少する可能性があります。その場合、システムがキャッシュに保存できるデータ ブロック数が減るので、入出力回数が増えることになります。 |
過度のページング/スワッピング(スラッシング) | メモリが多いと、多くのコードとデータをキャッシュでき、ページングとスワッピングに対するI/Oが少なくなります。 |
メモリ内のテーブル | メモリを増やすと、以下を保持できるので入出力が減る可能性があります。
データ ブロックのサイズによりI/Oが影響を受けることがあります。<Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144>に記載されたCREATE TABLE文のDATABLOCKSIZEオプションを参照してください。 |