以下のようにして、TDWM.Redriveテーブルを使用して個々のユーザー、アカウント、およびプロファイルに関する再ドライブ保護を有効にしたり無効にしたりできます。
- TASMが実行中であることを確認する。
- TDWM.Redrive内で行の挿入、変更、または削除を行ない、特定のユーザー、アカウント、またはプロファイルが再ドライブに関与するかどうかを指定する。
- TDWM.Redriveテーブルの変更後に、Teradata Viewpointワークロード管理ポートレットからTDWM Activateコマンドを発行して、新しい変更内容を有効にする。
TDWM.Redriveのテーブル定義は以下のとおりです。
CREATE SET TABLE TDWM.Redrive ,FALLBACK , NO BEFORE JOURNAL, NO AFTER JOURNAL, CHECKSUM = DEFAULT, DEFAULT MERGEBLOCKRATIO ( ObjectType VARCHAR(10) CHARACTER SET UNICODE NOT CASESPECIFIC NOT NULL, ObjectName VARCHAR(128) CHARACTER SET UNICODE NOT CASESPECIFIC NOT NULL, RedriveMethod INTEGER NOT NULL) UNIQUE PRIMARY INDEX ( ObjectType ,ObjectName );
特定のユーザー、アカウント、またはプロファイルに関する再ドライブ保護が有効かどうかを指定するには、このテーブルに行を挿入するか、このテーブルの既存の行を変更します。
列名 | 有効値 | 説明 |
---|---|---|
ObjectType | 優先順位の順に以下のとおり(USERが最も固有性が高く、PROFILが最も固有性が低い)
|
ユーザー、アカウント、プロファイルのどれに関する再ドライブ保護を設定しようとしているかを指定する。 |
ObjectName | オブジェクトの名前 | 再ドライブ保護を設定する対象のユーザー(またはアプリケーション)、アカウント、またはプロファイルの名前。 例えば、ObjectTypeがUSERの場合にはObjectNameはユーザー名。 |
RedriveMethod |
|
ObjectNameで指定したユーザー、アカウント、またはプロファイルに関する再ドライブを有効にするか無効にするかを判別する。 |
競合がある場合は、最も固有性の高いObjectTypeが使用されます。例えば、TDWM.Redriveに以下の行があるとします。
ObjectType | ObjectName | RedriveMethod |
---|---|---|
USER | Mark | 1 |
PROFIL | Manager | 2 |
セッションがUSER MarkおよびPROFIL Managerとしてログオンすると、テーブル内で両方の行とも適格なので、最も固有性の高いObjectTypeが選択されます。USERの方がPROFILより固有性が高いので、RedriveMethod 1(再ドライブを使用しない)が選択され、セッションは再ドライブに関与しません。
セッションに関する行がTDWM.Redrive内にない場合は、DBS制御フィールドRedriveDefaultParticipationにより、セッションが再ドライブに関与するかどうかが判別されます。
再ドライブ属性はログオン時にユーザー、アカウント、およびプロファイルに割り当てられ、これらの属性はセッション全体で維持されます。このセッションに適用される新しいエントリがTDWM.Redriveに作成されても、このセッションに関する属性は変更されません。しかし、再ドライブを有効にすると、再ドライブ クエリー バンドを使用して、セッションの存続期間中に再ドライブのオフとオンを切り替えることができます。