以下に、BTEQを使用してビューを作成する手順を示します。
- BTEQを使用してユーザーDBADMINでTeradata Vantageにログインします。
- CREATE VIEW文で1つ以上のビューを作成します。例:
CREATE VIEW database_name.view_name (column_name [,...] ) AS SELECT_clause;
- database_name
- ビューが作成されるデータベースが現在のデータベースではない場合の作成先のデータベースの名前。
- view_name
- 作成されるビューの名前。
- column_name
- ビュー列の名前を指定します。複数の列を指定する場合には、各列がビュー用に表示される順序で、名前を列挙します。
- LOCKING_clause
- 指定されたロックは基になる基本テーブルに置かれ、SQL文でビューが参照されるたびに設定されます。
- SELECT_clause
- ビューのデータを取得するSELECT文。以下のオプションと句を使用できます。
オプション 説明 DISTINCT SELECTの結果で重複行の任意の集合から1行のみを返します。 ALL SELECTの結果の重複行を含む、すべての行を返します。これは、デフォルトです。 TOP nまたはTOP m PERCENT [WITH TIES] 基になる基本テーブルで、ビューをn行または行のmパーセントに制限します。ORDER BY句を指定しない場合、TOP n句は、TOP nではなく任意のn基本テーブル行が返されることのみを指定します。 このオプションは、テーブルの行の制限された非統計的なランダムサンプルを迅速に取得する方法になります。
FROM 基本テーブルまたはビューの集合を指定し、そこからビューのデータを選択します。 WHERE 条件式を指定し、それによりビューの行を選択します。 GROUP BY 1つまたは複数の列、あるいは指定された列式に対するさまざまな拡張したGROUP BY演算により、結果行をグループ分けします。 HAVING 条件式を指定し、それによりGROUP BY句で定義されたグループを選択します。 QUALIFY 条件付きの順序付き分析関数を指定し、ビューの行を選択します。 WITH CHECK OPTION INSERTまたはUPDATE文に影響される可能性があるテーブルの行をWHERE句により定義される行に制限する、整合性制約オプション。このオプションは、更新可能なビューのみに関連します。 推奨事項: データ行の不正な変更を防ぐために、すべての更新可能なビュー定義でWITH CHECK OPTION句を指定します。
ORDER BY 結果行がソートされる順序を指定します。ビュー定義にORDER BY句を指定できるのは、同時にTOP nまたはTOP m PERCENTオプションも指定した場合だけです。
例には、ビュー作成の主なオプションが示されています。REPLACE VIEW文を使用して、ビュー定義を変更できます。BTEQスクリプトを使用してビューの作成を自動化する場合は、BTEQスクリプトによるデータベース オブジェクトの作成を参照してください。 - 以下のようにビューに権限を設定します。
- 通常のユーザーの読み取り専用アクセスを可能にして、それらのユーザーがビューを使用してデータの問合わせを実行できるようにします。
- 権限を持つユーザーの書き込みアクセスを可能にして、それらのユーザーがビューを使用することで基になるテーブルのデータを更新できるようにします。