TSETパック ファイルは、クラッシュのトラブルシューティングに役立つTeradataサービスファイルのセットです。これらのファイルは、Teradataサービス担当者を対象としているため、作成または管理する必要はありません。
TSETファイル パックの一部には、DBC.TSETQueryTextテーブルからの情報が含まれています。このテーブルは、インストール中に作成されるグローバルに利用可能なシステム テーブルです。構文解析プログラムで3610エラーが発生した場合、1行がこのテーブルに記録されます。ただし、3610エラーの重大度によっては、TSETQueryTextテーブルにデータを入力できない場合があります。
DBC.TSETQueryTextからの情報はCrashdumpsデータベースに直接入力されず、テーブルの内容はTeradataサービス担当者がクラッシュ解決のためにTSET情報を生成する場合に使用できます。DBC.TSETQueryTextテーブルには、3610エラーの原因となったシステム上の問題のある問合わせがキャプチャされます。
問題のある問合わせがキャプチャされると、TVIではTeradataとDBAに対しDBC.TSETQueryTextテーブルの内容に基づいて必要なTSET情報を生成し取得するためのコマンドが提供されます。これによりTeradataサポート アナリストはテスト システムで問合わせをすぐに再生成することができ、クラッシュダンプの保存が終了するまでの時間と、クラッシュダンプをTeradataサービスに送信(FTP)する時間を短縮できます。
DBC.TSETQueryTextテーブルに基づいてTSET情報を抽出するためのTSET Perlスクリプトに代わる方法として、Teradataサービス担当者はExportTSETという外部ストアド プロシージャを使用できます。ただし、外部ストアド プロシージャによって生成されるTSET情報はBTEQスクリプトの形式で、現在TSET GUIクライアントと互換性がありません。