TPumpは複数文SQLリクエストを処理します。各リクエストには、BEGIN LOADコマンドのPACK指定に基づいて特定の数の文が含まれています。
ROBUSTモードでは、各リクエストは再始動ログ テーブルに書き込まれます。Advanced SQL Engineは、リクエスト全体をロールバックするのではなく、圧縮されたリクエスト内で失敗した文のみをロールバックするため、再起動ログにはTPumpインポートの完了ステータスが常に正確に反映されます。
再始動が行なわれた場合、Tpumpは再始動ログ テーブルに問合わせをして、ログに記録されなかったリクエストを再実行します。そのため、挿入リクエストが繰り返された場合は、再始動によって重複が生成される可能性があります。対象となるテーブルがUPIと共に定義されていなければ、重複は検知されません。
単純モードで実行していて、ターゲット テーブルに識別列のPIが含まれている場合、Tpumpはエラーを通知します。これは、再始動回復では再始動ログが使用されないので、再実行されるリクエストがあれば重複行が生じる可能性があるためです。
このユーティリティの詳細については、<Teradata® Parallel Data Pumpリファレンス、B035-3021>を参照してください。