操作の一部としてテーブルが順次スキャンされるフル テーブル変更操作の一要素として、Vantageは変更を行なう際に、小さいDBを大きいDBにマージできます。この操作により、テーブルに対して行なう初期変更の一部がよりコスト高になる可能性がありますが、テーブルのDB数が少なくなることでディスクI/Oが減少するため、将来のフル テーブル変更と問合わせのコストは下がります。
以下の方法で、マージの頻度と結果データ ブロックのサイズを管理できます。
- DBS制御でシステム レベルのMergeBlockRatioフィールドを設定する。
- CREATE TABLEまたはALTER TABLE文でテーブル レベルのMergeBlockRatio属性を指定する。テーブル レベルの属性は、属性を持つテーブルのシステム レベルの設定を上書きします。ただし、DBS制御のDisable Merge Blocksフィールドが有効な場合、テーブル レベルの属性とシステム レベルの設定はいずれも無視されます。
MergeBlockRatio設定では、マージしたデータ ブロックが最終的に妥当なサイズになるように調整を行なうことができます(つまり、ブロックはマージを行った直後に再分割しません)。
正しいMergeBlockRatio設定を行なうためには、以下を考慮に入れる必要があります。
- 特定のテーブルにアクセスするまたはこれを変更する予測頻度
- 変更されるデータ量
- 特定のテーブルでの希望する一般的なブロック サイズ