システムによるFSGキャッシュの使用
- ノードのAMP
- 別のノードのAMPのバックアップ アクティビティ
- 永久データ ブロック(フォールバック データおよびSIを含む)
- 永久データ ブロックのシリンダインデックス
- シリンダ読み取りのシリンダ統計
- スプール用のスプール データ ブロックおよびシリンダインデックス
- WAL領域(一時ジャーナル(TJ)行およびWAL REDOレコードを含む)
- 回復ジャーナル行
FSGキャッシュ内の領域
FSGキャッシュの領域は、必ずしもAMP間で均等に配分されるとは限りません。むしろ、メモリのプールに似ています。各AMPで必要な量が使用されます。
FSGキャッシュは、直近に使用されたデータベース セグメントを保持します。Vantageは、データ ブロックを読み取るときに キャッシュをチェックし、可能な場合は常に、ディスクからではなくキャッシュから読み取ります。
システムが最適に動作するのは、データベース プログラム、スクラッチ セグメント、およびノードで実行されるその他のオペレーティング システム プログラムのための十分なメモリがなくならない程度に、FSGキャッシュをできるだけ大きくしたときです。
FSGキャッシュ サイズの所要量の計算
FSGキャッシュ パーセント フィールドを使って、FSGキャッシュに割り振るメモリのパーセンテージを制御します。ctlユーティリティを使用して、FSGキャッシュ パーセントの値を変更できます。<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>の「Control GDOエディタ(ctl)」にある、変数の設定に関するセクションを参照してください。
順番としては、空きメモリの管理についてに記載されている指針を使用して十分なオペレーティング システム メモリを最初に構成します。次に、残りのメモリをFSGキャッシュに割り振ります。
FSGキャッシュ読み取りミスの計算
- FSG Cache読み取りミス=物理的読み取り入出力/論理的読み取り入出力
物理的読み取り入出力回数は、ResUsageSpmaテーブルのFileAcqReadsとFilePreReadsの値を足した数です。
論理的入出力回数は、ResUsageSpmaテーブルの列FileAcqsの値です。
- FSGキャッシュ読み取りミスの増加= FSGCacheReadMissAfter/FSGCacheReadMissBefore
Vantageはシステム性能の特にどの点が改善されるのかを保証することはできませんが、このような場合、経験からノードあたり1 GBのメモリを追加すれば性能が2~8 %改善されることがわかっています。