通常の場合、Teradataサービス担当者はTVIを使用してクラッシュダンプを直接処理します。
Teradataがサイトの個々のシステムの構成に関する適切な情報をすべて把握できるように、サイトにある各システムは独自のサイトIDで登録する必要があります。
サイトで各システムのサイトIDを作成して登録している場合は、Teradata Databaseのモニターを開始できるように、TVIソフトウェアがすでにインストールされている必要があります。3610エラーまたは033-12123-00エラーが発生すると、インシデントが作成されます。インシデントを開く必要がある場合:
- https://support.teradata.comにアクセスします。
- ログインします。
- 3610エラーは、Vantageに送信されたリクエストにより発生した内部エラーを示し、これによってスナップショット ダンプが生成され、指定されたリクエストがアボートされます。これは、システムの再始動の代わりに実行されます。
- 033-12123-00メッセージはタスク スナップショット ダンプを表わし、プログラムが自身でスナップショット ダンプを要求した場合にイベントのログが記録されます。
TVIは、TVI ManagerとAuto Incident Create (AIC)サーバーを介してTeradataサービス担当者に自動的に通知します。担当者は、根本原因を特定するために問題のトラブルシューティングを行なったり、ハードウェアの問題がある場合はフィールド エンジニアと協力して作業を行なうこともあります。担当者は、ローカル サイト チームを編成し、必要に応じてTeradata開発部にインシデントをエスカレーションすることもできます。
カスタマー サイト チームはそれぞれ異なります。クラッシュダンプの収集を開始し、Teradataサービス担当者がクラッシュダンプをTeradataに送信するように依頼した場合に備えておくローカル サイト チームもあります。Teradataサービスがクラッシュダンプ情報を送信するように求めるまで待機するサイト チームもあります。
システムに同時に複数のユーザーが存在し、エラーを起こしたユーザーまたは不適切なリクエストやエラーの発生場所を特定できない場合、Teradataサービス担当者は調査を続行するために、クラッシュダンプから問題のあるSQLを抽出し、そのSQLに対してTSETを実行し、TSETパック ファイルとして送信するようユーザーに求める必要が生じることがあります。