テーブルによっては、作成後に同じサイズを維持するものもあれば、頻繁にサイズが変更されるものもあります。テーブルは、テーブル サイズに適した数のAMPを含むマップを使用する必要があります。これが、マップ内のAMP間におけるテーブル行の均等配分につながります。したがって、テーブルを定期的に再評価して、現在のサイズおよび予想されるサイズの増大に適したマップを使用することを推奨します。
DBAは、マップを使用してAMPの1つのセットから別のセットにテーブル データを移動する場合があります。
システムの拡張
システムにAMPまたはノードを追加した後に MAPSアーキテクチャを有効にすると、再構成ユーティリティ(Reconfig)によって拡張されたシステムを反映する新しいマップが作成されます。DBAは、Reconfigまたはマップのいずれかを選択して、テーブル行を新しいAMPに移動できます。Reconfigの代わりにマップを使用する場合は、次のような利点があります。
- Reconfigの方が多くの計画ダウンタイムが必要です。
- Reconfigでは、AMP間で行を均等に配分するために、システム内のすべてのテーブルをただちに移動する必要があります。ただし、マップを使用すると、システムがオンラインの間にテーブルを新しい構成に段階的に移動できます。一部のテーブルを古いマップに配置し、一部のテーブルを新しい拡張されたマップに配置できます。
構成および再構成ユーティリティは、Teradataサポート センターの担当者の監督の下で実行する必要があります。
システム拡張の前に、MAPS Advisorのプロシージャを使用して移動をモデル化することもできます。必要に応じて何度でも分析をやり直すことができます。
アップグレード
システムをリリース16.10以降にアップグレードし、MAPSアーキテクチャを有効にすると、スパース マップの利点を活用できる小さなテーブルを探すことができます。