Update Spaceユーティリティ(updatespace)は、以下のいずれかによって使用される固定領域、一時領域、またはスプール領域を再計算します。
- 単一データベースとその個々のテーブル
- システム内のすべてのデータベースとそれらの個々のテーブル
以下によって、Update Spaceユーティリティは再計算を実行します。
- ストレージ ディスクリプタを調べて、各テーブルの領域を合計する。
- DBC.DatabaseSpaceテーブルのCurrentPermSpace、CurrentTempSpace、またはCurrentSpoolSpaceの値を、各テーブルまたはテーブルを格納するデータベース全体に合わせて設定する。
別のユーティリティUpdate DBC (updatedbc)は、DBC.DbaseテーブルとDBC.DatabaseSpaceテーブルの固定領域、一時領域、またはスプール領域に許可された最大値を再計算します。
以下は、Update DBCユーティリティとUpdate Spaceユーティリティの違いです。
- Update DBCは、固定領域、一時領域、またはスプール領域に許可された最大値を再計算します。
- Update Spaceは、固定領域、一時領域、またはスプール領域の現在の使用量を再計算します。
Update Spaceを使用するのはDBC.DatabaseSpaceテーブルでの不整合を修正する場合だけです。これはまれなタイプのシステム障害の結果として発生することがあります。
"Update Space"ユーティリティを使用するコマンドの形式は、以下のとおりです。
UPDATE { { TEMPORARY | ALL } SPACE FOR { ALL DATABASES | dbname | ALL PROXYUSERS } | { SPOOL | PSPOOL } SPACE FOR { dbname | ALL PROXYUSERS } } [;]
Update Spaceで問題が修復されたら、問題はファントム スプールであったということです。Update Spaceを実行して問題が修復されない場合は残余スプールが存在しているため、問題修復の唯一の方法はシステムの再始動になります。
スプール領域の問題に関するサポートについては、Teradataサービスに連絡してください。
関連情報
トピック | 詳細に関するリソース |
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Update Spaceユーティリティのコマンド構文 | <Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>の「Update Space(updatespace)」 |
スプール領域の問題 | Knowledge Article SD1000C126E |
DBC.DataBaseSpaceテーブル | Teradata Vantage™ - データ ディクショナリ、B035-1092 |