AMPは、DBQLパフォーマンス統計(DPS)キャッシュと呼ばれるDBQLキャッシュを使用します。このキャッシュは、DBQLリクエストと、アクティブなリクエストのステップ データを保持します。
DPSキャッシュ サイズは、DBS制御パフォーマンス セクションのDBQL_AWTDPS_CacheMaximumフィールド37によって制御されます。DBQL_AWTDPS_CacheMaximumは、AMPごとのAMPワーカー タスク(AWT)DPSキャッシュをどこまで増やせるかを示す上限サイズを制限します。DPSキャッシュのデフォルト サイズは8192 KBです。
キャッシュ サイズの範囲は1024 KB~16384 KBです。キャッシュには、1024 KBあたり約2,500件のエントリが保持されます。キャッシュがいっぱいになると、DBQL AMPデータはキャプチャされなくなります。キャッシュ内の領域は動的に再利用されますが、データベースが再起動されるまでキャッシュのメモリは解放されません。推奨される範囲は4096 KB~10240 KBです。
DBQLデータ収集では、すべてのタイプのワークロードを処理するには、デフォルト値の8192が最適であるため、通常、これらの値を調整する必要はありません。
詳細については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>のDBQL_AWTDPS_CacheMaximumを参照してください。
DPSキャッシュ サイズを変更するには、次の手順を実行します。
- 例えば、DPSキャッシュ サイズを10240 KBに増やす場合は、パフォーマンス(p)フィールド37を変更します。
dbscontrol m p 37 = 10240
- DBS制御レコードを書き込んで変更を反映します。
write