不要なTeradataクラッシュダンプをディスクから削除し、確保するクラッシュダンプをアーカイブすると、領域を解放できます。これによりクラッシュダンプでシステム上の領域を使い果たすことなく、問題が発生しないようにすることができます。
最初に必要なクラッシュダンプの数と、クラッシュダンプを保持する期間を決定します。システムのサイズとクラッシュダンプ自体のサイズによっては、クラッシュダンプの一部を履歴レコードとして保存し、不要になったときに後で削除することを検討できます。
クラッシュダンプによって領域の問題が発生している場合、ctlの“Max Dumps”パラメータをより少ないクラッシュダンプ数に制限することを検討してください。これによりクラッシュダンプ領域がいっぱいにならないようにすることができます。サポートが必要な場合、Teradataサービスにお問い合わせください。
Crashdumpsデータベース内のすべてのクラッシュダンプ テーブルを削除する場合、以下を実行します。
DELETE DATABASE CRASHDUMPS;
以下を使用して、削除する単一のクラッシュダンプを指定することもできます。
DROP TABLE CRASHDUMPS.tablename;
次の手順では、CSPユーティリティを使用して、クラッシュダンプをロー ダンプ ディレクトリから削除する方法について説明します。
- 利用可能なローPDEクラッシュダンプを一覧表示します。
Teradataコマンド プロンプトから次のコマンドを使用します。
csp -mode list -source dump
-sourceパラメータは、PDEダンプ ディレクトリからロー クラッシュダンプを読み取ります。ダンプ ディレクトリはデフォルトのソースでもあるため、コマンドcsp -mode list(-source dumpなし)と同じです。
csp -mode list -source -table
Teradataコマンド プロンプトから次のコマンドを使用します。
csp -mode list -source dump
-sourceパラメータは、PDEダンプ デバイスからロー クラッシュダンプを読み取ります。ダンプ デバイスはデフォルトのソースでもあるため、コマンドcsp -mode list(-source dumpなし)と同じです。
csp -mode list -source -table
詳細なオプションと構文については、Teradataコマンド プロンプトからcsp -helpを入力してください。
CSPの場合、-nodes <nodelist>オプションを使用すると、クラッシュダンプを一覧表示する特定のノードを選択できます。特定のノードを保存、一覧表示、または消去の操作対象にするには、 -nodesオプションを使用します。
- 不要なローPDEクラッシュダンプを削除(消去)します。
次のようなコマンドを使用します。
csp -mode clear 2008/12/06-14:19:34-02
消去されたローPDEクラッシュダンプは、“Sel”フィールドでアスタリスクで選択されたものです。
名前を入力しない場合、すべてのクラッシュダンプを削除します。ただし、消去するクラッシュダンプごとに‘y’、‘n’、または‘q’と答えるように求められます。-sourceのcspデフォルト設定はdump(PDEダンプ ディレクトリ)です。“csp -mode clear”コマンドは1つのノードから実行されますが、すべてのアクセス可能なTeradataノードのロー クラッシュダンプが削除されます。