テータベース ビューは、1つもしくは複数の基本テーブルまたは他のビューから作成されます。それらは仮想テーブルで、基になるビューやテーブルからデータを検索するために使用できます。ビューはデータを含まないので、領域を使用しません。ビューの定義のみは、<データ ディクショナリ>に格納されます。
ビューは基本テーブルまたはテーブルの列や行の部分集合だけを表示する場合もあります。さらに、ビューで定義される列を派生することができ、その列は基になる基本テーブルに存在する必要はありません。例えば、合計データまたは平均データをビューの列に表示できます。
ビューは通常、次の目的で使用します。
- テーブルの中で必要な行と列のみへのアクセスをユーザーに許可する。
- テーブルへのアクセスと更新を制限することで、セキュリティを強制的に適用する。
- 正確に定義され、十分にテストされ、高性能なデータへのアクセス パスを提供する。
- 論理的なデータ独立性により、基本テーブルの再構成時にアプリケーションを修正する必要を最小限にする。
- レポート用にデータ出力をフォーマットする。
- ロックを指定する(制限度の低いACCESSロックの指定など)。
データの保全性とシステムのセキュリティを確保するために、以下が推奨されます。
- 権限を設定することで、一般のユーザーがデータ テーブルに直接アクセスまたは修正できないようにする。
- 一般ユーザーに必要なテーブル データのみへのアクセスや修正を許可するビューを作成する。ビューを使用して、ユーザーが特定の問合わせや更新の機能を実行するように制限する。
- ビュー データベースでビューを作成する。
以下のユーティリティを使用してTeradataでビューを作成できます。
- BTEQ
- Teradata Studio
BTEQとTeradata Studioにより、CREATE VIEW DDL文をAdvanced SQL Engineに実行依頼できます。