シリンダでの固定領域の確保によるトランザクションの保護について - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™- データベースの管理

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-1093
Product Category
Software
Teradata Vantage

トランザクションで、リクエスト ユーザーが現在使用できる領域よりも多くの領域が必要になると、そのトランザクションはアボートされます。ユーザーまたはデータベースの作成時に、フリー シリンダのプールからシリンダ上の領域が要求されます。トランザクションを保護するため、固定領域を必要とするトランザクションのために特定数のシリンダを予約するよう指定できます。

固定領域を必要とするリクエストのために確保しておくフリー シリンダの数は、DBS制御の「Cylinders Saved for PERM」というファイル システム フィールドで決定されます(<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>の「Cylinders Saved for PERM」を参照)。文が領域を必要とする場合、このフィールドは、次のテーブルの説明に従って割り当てを決定します。

文に必要なもの 存在する領域 結果
固定領域 1つ以上のフリー シリンダ 成功
フリー シリンダが1つもない ディスク フル エラーで失敗
スプール領域 Cylinders Saved for PERMで指定した量よりも多いフリー シリンダ 成功
Cylinders Saved for PERMで指定した量よりも少ないフリー シリンダ ディスク フル エラーで失敗

これは、SPOOL領域を必要とするリクエストは、PERM領域を必要とするリクエストよりも頻繁に失敗することがあるということです。スプール領域のリクエストの失敗でロールバックが関係することはまれなので、これは利点となります。

固定ディスク領域のモニターと再割り当てには、Teradata Viewpointを使用できます。