障害隔離機能では、リセットを要求せずに、障害に固有の情報をキャプチャします。これらの障害診断は、関連付けられているダンプが検査可能になる前に問題の早期分析を容易にします。
コンテンツおよびアボート処理は、次のテーブルに説明されているように、隔離されている障害が構文解析プログラム、AMP、またはディスパッチャで発生したかどうかによって異なります。
障害隔離の種類 | 説明 |
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ディスパッチャ | ディスパッチャは、障害隔離の対象となる障害を事前に承認します。 障害が障害隔離に該当する場合、ディスパッチャは診断データをキャプチャしてから、トランザクションをアボートします。トランザクションのアボートが正常に完了した場合、DBSリセットが回避されます。 診断データは、スナップショット ダンプ、ユーザー セッション関連データ、スタック バックトレース、および使用可能な場合はSQLリクエストで構成されます。(リストされている最後の3つの項目は、システム エラー ログにキャプチャされます。) ただし、障害が障害隔離の対象にならなかった場合、またはトランザクションのアボートが正常に完了されなかった場合、DBSリセットが発生することに注意してください。 |
構文解析プログラム | 構文解析プログラムはトランザクションのアボートを発行し、スナップショット ダンプ機能は問題の原因をキャプチャします。 データ キャプチャには、クエリー テキストを含むディスパッチャ ワーカー タスクが含まれます。 |
AMP(スプール テーブル) | Teradataでは、リセットせずにスプール エラーからの回復を試みます。 通常、そのようなアボートはオプションのスナップショット ダンプによって行なわれ、これによりTeradataサービスはAMP障害の理由を分析できます。 AMP障害隔離機能によって生成されるアボート:
AMP障害隔離を調整する必要がある場合は、Teradataサービスにお問合わせください。設定を次のように変更するのに役立ちます。
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