Basic Teradata Queryユーティリティ(BTEQ)は、用途の広いコマンド ベースのアプリケーションで、ユーザーはこれを使用して以下のような操作を行なうことができます:
- 管理タスクの実行。SQL DCL、DDL、およびDMLリクエストによるデータベース、テーブル、ビューなどのデータベース オブジェクトの作成を含む。
- 印刷出力と画面出力のためのレポートの形式。
BTEQスクリプトを使用すると、テーブル、ビュー、およびその他のデータベース オブジェクトの作成を自動化することができます。
以下の手順例では、BTEQスクリプトを使ってサンプルのテーブルを作成します。
- ファイル名Create_Emp_Table.sqlのテキスト ファイルを作成します。内容は以下のとおりです。
.LOGON tdpid/UserName,Password CREATE SET TABLE Tables_Database.Employee, (Associate_Id INTEGER, Associate_Name CHAR(25), Salary DECIMAL(8,2), DOB DATE, Job_Title VARCHAR(25), Dept_No SMALLINT, Marital_Status CHAR, No_Of_Dependents BYTEINT) UNIQUE PRIMARY INDEX (Associate_Id); .quit
- tdpid
- ネットワークがシステムを識別するための名前です。
- UserName
- Teradataへのログオンに使用する名前です(DBADMINなど)。
- Password
- UserNameに関連付けたパスワードです。
- ファイル名Create_Emp.batのバッチ ファイルを作成します。内容は以下のとおりです。
bteq < Create_Emp_Table.sql > Create_Emp_Table.log 2>&1
例:
2>&1
この例では、エラー メッセージをCreate_Emp_Table.logにリダイレクトし、出力メッセージと一緒に出力します。
- 同じフォルダ内に、Create_Emp.batとCreate_Emp_Table.sqlを配置します。
- Create_Emp.batを実行して、データベースTables_Database内にEmployeeテーブルを作成します。
Create_Emp.batが、Create_Emp_Table.sqlを入力ファイルとして使用してBTEQを起動します。BTEQがCreate_Emp_Table.sqlファイル内のコマンドと文を実行し、その出力とすべてのエラーをCreate_Emp_Table.logファイルに書き込みます。