この領域は、以下に説明するように、グローバル レベルおよびテーブル レベルで空き領域比率(FSP)を制御できます。
パラメータ | 説明 |
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DBSコントロールのFreeSpacePercentフィールド | MultiLoadおよびFastLoadなどの大量ロード操作の間、各シリンダ上で未使用になる領域の比率を判別するためにシステムが使用するグローバル パラメータ。このデフォルトは、FREESPACE文節を使用してテーブル レベルでオーバーライドできます。 データ テーブルの正味増大率(INSERTマイナスDELETE)を反映するパーセンテージを選択します。例えば、ほとんどのサイトは5~15%を選択します。 |
CREATE/ALTER TABLE文のFREESPACE = n | このテーブルに大量ロード処理を実行する際、各シリンダでは、シリンダ領域のnパーセントがフリーになります(nは整数定数です)。 テーブルを作成した後、またはALTER TABLEリクエストでそのFREESPACE PERCENTを変更した後に、FerretユーティリティのPACKDISKコマンドを使用してこの値を変更しないでください。
代わりに、ALTER TABLEリクエストを送信してテーブルの空き領域のパーセント値を変更し、その直後にPACKDISKコマンドを送信すると、新しい空き領域のパーセント値が取得されます(PACKDISKの実行方法と詳細については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>のFerretユーティリティのマニュアルを参照してください)。 |
ALTER TABLE文のDEFAULT FREESPACE | 現在の空き領域比率をグローバルまたはテーブル レベルでリセットします。DEFAULT FREESPACEは、空き領域をDBS制御の[FreeSpacePercent]フィールドに定義されている値にリセットします。 |
PACKDISKのFREESPACEPERCENTオプション | オプションで、使用しないで残しておくべきストレージ領域のパーセントを指定します。これにより、将来、新しい空きシリンダを割り当てずに表のサイズを増やすことが可能になります。 FSPは、CREATE TABLEおよびALTER TABLEでFREESPACEオプションを使用して、個別のテーブルごとに指定できます。 CREATE TABLEを使用して定義されたFREESPACE値は、PACKDISKがFORCEオプションを含んでいない限り、 PACKDISKで定義されたFREESPACEPERCENT値に優先します。 PACKDISKがFORCEオプションを含む場合、PACKDISKは指定されたFREESPACEPERCENTにパックしますが、その後にバックグラウンドで実行されているAutoCylPackジョブが、最終的にテーブル シリンダをCREATE TABLEで指定されたFREESPACEに再パックします。FORCEおよびPACKDISKコマンドについては、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>の「Ferretユーティリティ」を参照してください。 既存のテーブルのFSP値を追加または変更する場合は、ALTER TABLEのFREESPACEオプションを使用します。FREESPACEオプションの詳細については、<Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144>を参照してください。 AutoCylPack (自動バックグラウンド シリンダ パッキング)機能が、AutoCylPackFSPを使用してシリンダ空き領域の適切なレベルを監視し、維持するため、ユーザーは例外的な状況でPACKDISKのFREESPACEPERCENTオプションを使用するだけです。これらの例外については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>の「Ferret ユーティリティ (ferret)」を参照してください。
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DBS制御ユーティリティの詳細については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>を参照してください。
CREATE TABLEまたはALTER TABLE文の詳細については、<Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144>を参照してください。