欠落値がタイムバケット内に存在する場合(例えば、時系列集約のテーブルとデータ定義の例のTEMPERATURE列に挿入されたNULL値)、値は無視され、集約結果の計算に含まれません。これはTeradata Databaseの既存の集約関数の動作と一致しています。
この例では、NULL値を持つAVERAGEの結果を示しています。
SELECT $TD_TIMECODE_RANGE, $TD_GROUP_BY_TIME, BUOYID, AVG(TEMPERATURE), COUNT(*) FROM OCEAN_BUOYS WHERE TD_TIMECODE BETWEEN TIMESTAMP '2014-01-06 08:00:00' AND TIMESTAMP '2014-01-06 10:30:00' AND BUOYID = 0 GROUP BY TIME (MINUTES(10) AND BUOYID) ORDER BY 2,3;
結果:
TIMECODE_RANGE | GROUP BY TIME(MINUTES(10)) | BUOYID | Average(TEMPERATURE) | COUNT(*) |
---|---|---|---|---|
('2014-01-06 08:00:00.000000+00:00', '2014-01-06 08:10:00.000000+00:00') | 1 | 0 | 54 | 3 |
('2014-01-06 08:10:00.000000+00:00', '2014-01-06 08:20:00.000000+00:00') | 2 | 0 | 55 | 2 |
NULL値は、結果の計算から省略されています。
この動作を望んでいない場合の戦略としては、欠落値が削除されるかまたは別の値で更新されるように系列データを消去します。これらの戦略の詳細については、以下を参照してください。