RUN - Basic Teradata Query

Basic Teradata Queryリファレンス

Product
Basic Teradata Query
Release Number
16.20
Published
2018年4月
Language
日本語
Last Update
2019-07-03
dita:mapPath
ja-JP/moy1512703123963.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/moy1512703123963.ditaval
dita:id
B035-2414
Product Category
Teradata Tools and Utilities

目的

stdinまたは現在処理中の実行ファイルからではなく、指定された実行ファイルからのSQLリクエストとBTEQコマンドを処理します。

構文





次のような場合に当てはまります。

filename
BTEQコマンドとTeradata SQLリクエストが格納されているファイルの名前(ワークステーション接続システムの場合)。

ファイル名の中にカンマ、セミコロン、空白がある場合には、ファイル名全体を単一引用符か二重引用符で囲みます。

さらに、ファイル名の後にテキストが続く場合には、常にファイル名を引用符で囲む必要があります。

ファイル名の大文字と小文字は、UNIXのシステムでは区別されます。WindowsやTSOのシステムでは区別されません。

メインフレーム接続システムの場合は、BTEQコマンドの読み取り元となるファイルを定義した、z/OS JCLのDD文の名前。 TSOでは、ALLOCATE文を使用する必要があります。

QUIT
RUNファイルで使用されている場合、BTEQはそのRUNファイルからの読み取りを停止し、代わりに標準入力ストリームからのコマンドとリクエストの読み取りに切り替えます。RESETキーワードをQUITの別名としても使用することもできます。
SKIP = n
BTEQコマンドを読み取る前にスキップする、データ セット(ファイル)の初めからの行数。 有効な数値の範囲は、0~2147483647です。

使用上の注意

BTEQは、QSAM互換のすべてのレコード形式をサポートしています。 許容できる行の最大長は254文字です。

実行ファイルの中にRUNコマンドがあった場合には、指定された新しいファイルに切り替えられてコマンドおよびリクエストが読み取られます。終了後に元の実行ファイルに制御が戻ることはありません。

実行ファイルは、連鎖(chain)させることができます。ただし、入れ子にすることはできません。 実行ファイルの中に、自分自身を実行するRUNコマンドが入っていた場合には、何度か実行が繰り返されたあとで、メモリ不足を示すメッセージが表示されます。 このようなループは避ける必要があります。

I/Oエラーおよび異常終了については、I/Oエラーと異常終了を参照してください。

実行ファイルの終わりに達すると、標準入力ストリームからコマンドおよびリクエストが読み取られます。

RUNコマンドはTeradata SQLマクロで使用できません。

ワークステーション接続システムでは、Unicode I/Oエンコードが使用されている場合、UTF-8またはUTF-16 RUNファイルの最初でBOMを任意選択できます。 また、-mコマンド ライン オプションを指定してBTEQを起動すると、stdioはシステム ロケールをベースにしたものになります。 そのため、RUNファイルには(UTF-8/UTF-16 でエンコードされた文字ではなく )ロケール固有の文字を含めなければならず、BOMは含められません。

メインフレーム接続システムの場合、RUNファイルは、Unicodeセッションの場合でもEBCDICでエンコードする必要があります。

例 – RUN

ファイルPOSTINGからコマンドを読み取るには、次のように入力します。

.RUN FILE=POSTING