- HEADING – レポートのヘッダーを作成します。
コマンドの書式:
.SET HEADING 'heading specifier'
- RTITLE (レポートのタイトル) – レポートのヘッダーを作成します。
コマンドの書式:
.SET RTITLE 'heading specifier'
どちらも同じ機能を果たすコマンドですが、RTITLEコマンドを使用する方が簡単です。 RTITLEコマンドでは、日付とページ番号が自動的に含まれるためです。 - FOOTING – ページのフッターを作成します。
コマンドの書式:
.SET FOOTING 'footing specifier'
ヘッダーおよびフッターの指定子(specifier)の形式は、次のとおりです。
'a||b||c//d||e||f//g||h||i'
使用場所:
- aは、1行目に左詰めで出力される文字列である。
- bは、1行目の中央部に出力される文字列である。
- cは、1行目に右詰めで出力される文字列である。
- dは、2行目に左詰めで出力される文字列である。
- eは、2行目の中央部に出力される文字列である。
- fは、2行目に右詰めで出力される文字列である。
- gは、3行目に左詰めで出力される文字列である。
- hは、3行目の中央部に出力される文字列である。
- iは、3行目に右詰めで出力される文字列である。
なお
- ||は、1行を3つの部分に分割する符号である。
- //は、1行を分離する符号である。
ヘッダー行を分け、その位置から新しい行にするには、改行する位置に斜線の対(//)を挿入します。 HEADINGコマンドおよびFOOTINGコマンド内では、最大10行について最大9対の分離記号を入力できます。
適切な分離文字を使用して必要なエントリのみを指定してください。 左詰め中央右詰めを指定するエントリを指定しない場合、テキストは中央部に出力されます。 1行目2行目3行目を指定しなかった場合には、1行目に出力されます。
2対を超える行の分割符号を指定した場合には、次のように処理されます。
システムの種類 | 結果 |
---|---|
メインフレーム接続システム | エラー メッセージが表示されるが、余分の分割符号はヘッダーまたはフッターのテキストとみなされる。 |
ワークステーション接続システム | 余分の分割符号は、ヘッダーまたはフッターから切り捨てられる。 |
例 - ヘッダーとフッター
メインフレーム接続システムでは、次のようなFOOTINGコマンドとSELECT文を使用して実行すると、
.footing '&DATE||Confid||dential||Page&PAGE select * from department;
上の例では、次のエラー メッセージとレポートが出力されます。
.footing '&DATE||Confid||dential||Page&PAGE *** Warning: Maximum of 2 '||' separators is allowed, others ignored. *** Query completed. 5 rows found. 4 columns returned. 90/08/10 select * from department; Page 1 DeptNo DeptName Loc MgrNo ------ -------------- --- ----- 500 Engineering ATL 10012 700 Marketing NYC 10021 300 Exec Office NYC 10018 600 Manufacturing CHI 10007 100 Administration NYC 10011
これらのコマンドの詳細およびレポートのヘッダーとフッターの指定例については、HEADINGとRTITLEおよびFOOTINGを参照してください。