文字セットを設定する場合、次のような方法があります。
- BTEQジョブ用に現在設定されている文字セットを使用する。
- デフォルトの文字セットを上書きする。
- マルチバイト モードと英語モードを切り替える。
設定された文字セットは、セッションの間(つまり、BTEQからQUIT(退去)するまで)有効です。ログオンの期間ではありません。
次のいずれかの方法で、文字セットを指定することができます。
- BTEQ SESSION CHARSETコマンドを使用して文字セットを指定します。
BTEQへのログオン時に、このコマンドを使用する必要はありません。 特定の文字セットで操作しなければならないときに、その前にこのコマンドを実行します。 このコマンドでユーザー指定の文字セットを指定すると、それ以前に指定された、またはデフォルトとして設定されている他のすべての文字セットが上書きされます。
例:
.SET SESSION CHARSET 'KANJIEBCDIC5035_0I'
例えばログオンする場合に、ログオン文字列が次の形式であれば
BTEQ .LOGON tdpid/user,password
次のようにして、KanjiEBCDICを使用するように変更することができます。
BTEQ .SET SESSION CHARSET 'EBCDIC'; .LOGON tdpid/user,password
.SETの文字列を .LOGON文字列の前に入れます。 - 文字セットの値を、次のモジュールまたはファイルに指定する。
- IBMメインフレームの場合は、HSHSPBパラメータ モジュール
- UNIXプラットフォームの場合は、clispb.datファイル
この場合の優先順位は、2番目です。
- ユーザー指定の文字セットを指定せず、HSHSPBやclispb.datにも文字セットが指定されていない場合は、デフォルトは、システム テーブルDBC.Hostsに入っている値になる。
アプリケーションがデフォルトの文字セット名をDBC.Hostsテーブルから得る場合には、メインフレーム接続側からの最初のログオン時にKanjiEBCDICが設定されていなければなりません。そうでないと、ログオン前にアプリケーションがデフォルトの文字セットを知ることができません。