目的
この制御によって、ユーザーは、指定した列の値が変更されるたびに、レポートに空白行を1行挿入するかどうかを指定できます。
構文
使用場所:
- n
- 列番号。左から右の順序でカンマで区切って指定します。
nの値の有効な範囲は、1～2048です。
使用上の注意
SKIPDLINEコマンドは、レポートの論理的な区分間に空白行を入れるために使用されます。 複数の列を指定した場合には、いずれかの列の値が変わったとき、または複数の列の値が同時に変わったときに、空白行が挿入されます。
ALLのオプションを指定した場合には、レポートに2行の空白行が挿入されます。 SKIPLINEコマンドとSKIPDOUBLEコマンドのオプションを共にALLとした場合には、レポートに4行の空白行が挿入されます。
SKIPLINEコマンドを一度も使用していない場合には、デフォルトはOFF ALLになっています。 ONまたはOFFを指定しない場合、または列番号を指定しない場合、BTEQはSKIPLINEをON ALLに設定します。
SKIPLINEコマンドとSUPPRESSコマンドを一緒に使用すると、SUPPRESSコマンドに対して指定した列がSKIPLINEコマンドの列として設定されます。 例えば、次のように指定するとします。
.set suppress on 1,2,3,4,5 .set skipline on 1,2,3
SKIPLINEコマンドに対して、列4と5も設定されます。 列1、2、3にSKIPLINEを指定する場合には、次のコマンド行を使用します。
.set suppress on 1,2,3,4,5 .set skipline off 4,5
また、SUPPRESSコマンドのあとにSHOW CONTROLSを使用した場合にも、SKIPLINEの列は、SUPPRESSの列と同じ列にリセットされます。
SKIPLINE設定が影響するのはフィールド モードの出力のみです。レコード モード、標識モード、またはマルチパート標識モードの出力には影響しません。
SKIPLINEコマンドは、Teradata SQLマクロで使用できます。
例1 – SKIPLINE
次の例は、SKIPLINEの設定に応じてSELECTから返される情報を示したものです。最初は、SKIPLINEコマンドがOFFの場合、次はON ALLの場合、最後は列1に対してONの場合です。
database workforce; .defaults .format on .heading 'Skipline Off' select Proj_Id ,EmpNo ,WkEnd from charges order by proj_id ; .defaults .format on .heading "Skipline All" .set skipline all = 1 .defaults .format on .heading "Skipline on 1" .skipline on 1 = 1 .defaults .format off .logoff .exit
BTEQの応答
*** Query completed. 24 rows found. 3 columns returned. Skipline Off Project Employee Week Id Id Ending -------- -------- -------- AP1-0001 10015 83/02/18 AP1-0002 10010 83/02/18 AP1-0003 10019 83/02/11 AR1-0002 10015 83/02/25 AR1-0002 10010 83/02/18 AR1-0003 10019 83/02/04 ENG-0002 10004 83/07/29 . . (etc) *** Query completed. 24 rows found. 3 columns returned. Skipline All Project Employee Week Id Id Ending -------- -------- -------- AP1-0001 10015 83/02/18 AP1-0002 10010 83/02/18 AP1-0003 10019 83/02/11 AR1-0002 10015 83/02/25 AR1-0002 10010 83/02/18 AR1-0003 10019 83/02/04 ENG-0002 10004 83/07/29 ENG-0002 10016 83/01/14 ENG-0002 10016 83/05/20 . . (etc) *** Query completed. 24 rows found. 3 columns returned. Skipline on 1 Project Employee Week Id Id Ending -------- -------- -------- AP1-0001 10015 83/02/18 AP1-0002 10010 83/02/18 AP1-0003 10019 83/02/11 AR1-0002 10015 83/02/25 AR1-0002 10010 83/02/18 AR1-0003 10019 83/02/04 ENG-0002 10004 83/07/29 ENG-0002 10016 83/01/14 ENG-0002 10016 83/05/20 ENG-0003 10016 83/02/25 ENG-0003 10004 83/11/18 EO1-0001 10010 83/10/07 . . (etc)
例2 – マクロによって出力されるSKIPLINE
Teradata SQLマクロでは、使用例1のSKIPLINEコマンドは次のようになります。
ECHO '.SET SKIPLINE 2,3';