目的
この制御によって、ユーザーは、レポートを出力するときに、フォームフィード文字の代わりに使用する16進数値のエスケープ シーケンスを指定できます。
このコマンドには、ON、OFF、DEFAULT、16進数(プリンタのエスケープ シーケンスに変換されるもので、例えば"0C"XBや'0c'xbなど)の4つのオプションがあります。
構文
次のような場合に当てはまります。
- OFF
- ワークステーション接続システムの最初のデフォルト値
- DEFAULT
- メインフレーム接続システムの最初のデフォルト値
使用上の注意
FORMCHARコマンドは、レポートをプリントするために用紙送り文字を指定する必要があるときに使用します。 FORMCHARをONに設定しておくと、メインフレーム プリンタに用紙送り文字が送られ、列1に"1"が入れられます。 FORMCHAR設定が作動するためには、FORMAT設定もONにしなければなりません。 次の例を参照してください。
プリンタの中には、ページの終わりで用紙送りを生成するためには16進数値の特殊なシーケンスしか受け入れないものもあります。 16進数のシーケンスを入力する場合には大文字、小文字どちらでも使用できます。 大文字、小文字を使用した16進数のHEXシーケンスは、10個の16進数文字より小さいか、または等しくなるはずです。 文字セットはシステムにより異なるため、16進数値を指定する場合は注意が必要です。
オプションを1つも入力しない場合や、無効なオプションを入力した場合、FORMCHARの値は最初のデフォルト値にリセットされます。
- SHOW CONTROLS
- HELP BTEQ
- FORMAT
FORMCHAR設定が影響するのはフィールド モードの出力のみです。レコード モード、標識モード、またはマルチパート標識モードの出力には影響しません。
FORMATCHARコマンドは、Teradata SQLマクロで使用できます。
例1 – FORMCHAR
ワークステーション接続のシステムの用紙送りを、次のようにONに指定します。
.SET FORMAT ON .SET FORMCHAR ON
例2 – マクロによって出力されるFORMCHAR
Teradata SQLマクロのFORMCHARコマンドは、次のように表示されます。
ECHO '.SET FORMCHAR "0C"xb' ;
例3 – FORMCHAR
メインフレーム接続オペレーティング システムのデフォルトを次のように入力します。
.help bteq .show controls .set formchar 'e7'xb .show controls .set formchar default .show controls