特に指定しなければ、BTEQは、対話形式の操作をサポートするフィールド モードに初期設定されています。 フィールド モードは、RECORDMODEコマンドとINDICATORMODEコマンドが共にOFFのときに設定されるモードと定義されます。 フィールド モードを指定するための、例えば"FIELD"のようなコマンドはありません。
ただし、エクスポート ファイルに応答データを送るスクリプトまたはマクロを作成し、それをテストする場合などには、対話形式の操作でレコード モードまたは標識モードを使用できます。 この場合、データはエクスポート ファイルに送信されるのではなく、端末の画面に表示されます。 「16進ダンプ」形式の出力が生成されます。 結果に先頭アスタリスクを置いて、同一である後続の結果行の終わりを示す場合があります。 例えば、下の4行目の2710の後ろに付いているアスタリスクは、0010から2700までの行が同一であることを示しています。
*** Record#1. Dump of Data: 0000 0030 3510 2700 0000 0000 00AA BBCC 0000 *.05.'...........* 0010 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 *................* 2710 *0000 0000 0000 0000 DDEE FF *...........*
通常、以下のタスクを実行する場合はバッチ操作でレコード モードまたは標識モードを指定します。
- BTEQ EXPORTコマンドを使用して、Teradata Databaseからの出力データを、あとで再びインポートしたり別のシステムに転送したりするために、エクスポート ファイルに出力する場合。
- BTEQ IMPORTコマンドを使用して、入力データをクライアント システムのファイルからTeradata Databaseに送る場合。
例 - レコードまたは標識モード
レコード モードまたは標識モードを指定するためには、BTEQ RECORDMODEコマンドまたはINDICATORMODEコマンドを次のように使用します。返されるデータにNULLの値が入っている場合にはINDICATORMODEコマンドを使用し、NULLの値が入っていない場合はRECORDMODEコマンドを使用します。.SET RECORDMODE ON
または
.SET INDICATORMODE ON
すべてのフェッチされたデータが返されることに注意が必要です。必ずしもすべてのデータを表示させるわけではない場合には、BTEQ RETCANCELコマンドとRETLIMITコマンド(次の項で説明する)を使用して表示される量を制限することができます。
フィールド モードに戻って通常のバッチ操作を再開する場合には、対応するコマンドでレコード モードまたは標識モードをリセットします。
.SET RECORDMODE OFF
または
.SET INDICATORMODE OFF