例1 – 成功したSELECT
Teradata SQLのSELECTリクエストが正常に終了し、23行の内容が返された場合には、ERRORCODEの値はゼロで、ACTIVITYCOUNTは23になります。ERRORLEVELの値は、送信したリクエストの結果、エラーが発生したかどうかによって異なります。
例2 – 成功したDELETE
Teradata SQLのDELETEリクエストで、指定した削除基準に合う行は見つからなかったがエラー条件も検出されなかったとします。 結果のERRORCODEとACTIVITYCOUNTの値は両方ゼロになります。 ERRORLEVELの値は、以前に送信したリクエストのいずれかの結果がエラーかどうかによって異なります。
例3 – 失敗したSELECT
SQL SELECTリクエストを処理するときに、データベースでエラー状態が発生したと想定します。結果のACTIVITYCOUNT値は0になります。ただし、ERRORCODEはデータベースが返す0以外のエラー コードになります。ERRORCODE値にマップされた重大度値が既存のERRORLEVEL値よりも大きい場合、ERRORLEVELはその重大度の値に上げられます。
例4 – コンパイラ メッセージ付きで成功したREPLACE PROCEDURE
データベースはストアド プロシージャの再コンパイルに成功し、ただしコンパイラが警告、そしておそらくエラーを返したと想定します。また、ERRORONDBSWARNING設定がオフであると想定します。結果のACTIVITYCOUNT値は、返されるコンパイラ メッセージの数と同等になります。データベースが正常にコンパイルできたので、ERRORCODEは0になります。ただし、WARNINGCODE値はデータベースが返す0以外の警告コードになります。SQLストアド プロシージャの場合、警告コード5526はコンパイラでエラーが発生したことを意味し、5527は警告のみが発生したことを意味します。ERRORCODEが0であるため、ERRORLEVELは変更されません。
実際にコンパイラ自身を正常に使用してコンパイルを試みることができなかった場合、データベースは警告コードではなくエラー コードを返します。
例5 – 別のBTEQプロセスを実行するシステム コールの実行
WARNINGCODE値は、BTEQの戻りコードに使用する値としてEXITコマンド上で指定することができます。OSコマンドは別のBTEQプロセスを起動するために使用することができます。2番目のプロセスはWARNINGCODE値を提供するEXITコマンドで終了すると想定します。次に、その値は「呼び出し側」のBTEQプロセスのSYSTEMRETURNCODE値になります。
エラー コードと重大度レベルの詳細については、エラー処理を参照してください。 BTEQ戻りコードのテーブルには、デフォルトの重大度レベル(戻りコード)である04、08、012が割り当てられているTeradata Databaseのエラー メッセージが示されています。 Teradata Databaseのすべてのエラー コードについては、<メッセージ、B035-1096>を参照してください。