インライン記憶サイズを指定するのに任意選択でINLINE LENGTH指定を使用できます。インライン記憶サイズ以下のデータは、基本行の内部に格納されます。それ以外の場合、データはLOB (ラージ オブジェクト)として格納されます。
インライン長がデータ型に対して指定された最大長に等しい場合、データ型は非LOB型として扱われます。この場合、LOBのオーバーヘッドがないため、パフォーマンスは良い可能性があります。特に、UDFとともにこのデータ型を使用する場合は、何らかのパフォーマンス改善が実現する可能性があります。
INLINE LENGTHオプションと共にmaxlengthを使用すると、より小さいジオメトリを強制的に非LOBの値としてインラインで格納することにより、地理空間データの領域管理を改善できます。これは別のLOBサブテーブルではなくテーブル行自体に地理空間データを格納します。さらに、小さいジオメトリに対して小さなインライン長を指定すると、Vantageが行に予約する領域が少なくなり、テーブルにより多くの列を追加できます。また、非LOBのジオメトリは、LOBをサポートしていないいくつかのロード ユーティリティで動作します。