ユーティリティによってセッションの使用方法は異なります。一般的には、ユーティリティは次の種類のセッションにログオンします。
- 制御SQLセッション
- ユーティリティ作業に関連するSQLリクエストを実行するセッション。ほぼすべてのTeradataユーティリティに制御SQLセッションがあります。
- 補助的なSQLセッション
- オプションである2番目のSQLセッションは、回復のための再起動ログを保持します。
- ユーティリティ セッション
- Teradata Databaseとの間でデータを送受信するために1つ以上のセッションが使用されます。
次の表は、ユーティリティがこれらのセッションを使用するかどうかを示しています。
ユーティリティ名 | 制御SQLセッション | 補助的なSQLセッション | ユーティリティ セッション |
---|---|---|---|
FastLoad、MultiLoad、FastExport | はい | はい | はい |
Teradata Parallel Transporterロード、更新、およびエクスポート オペレータ | はい | はい | はい |
MLOADX | はい | はい | はい(SQLセッションを使用) |
JDBC FastLoad、JDBC FastExport | はい | いいえ | はい |
CSPダンプ保存 | はい | いいえ | はい |
Archive/Recoveryユーティリティ | はい | いいえ | はい |
DSA | はい | いいえ | いいえ |
ユーティリティ セッションには、SQLセッションとは異なるスロットルが適用されます。それらを介して発行されたSQLセッションとリクエストには次のスロットルが適用されます。
- クエリー セッション
- ワークロード
- システム
ユーティリティ セッションにはユーティリティ セッション ルールのみが適用されます。
TASMおよびTeradataユーティリティは、ロード/アンロード プロセス全体を1つの作業単位として処理します。作業単位は制御SQLセッションのBEGIN LOADING/MLOAD/EXPORTリクエストで開始され、END LOADING/MLOAD/EXPORTリクエストで終了します。これは、ユーティリティの作業単位が複数のSQLリクエストにまたがっていることを意味します。制御SQLセッションで単位の最初のSQLリクエストのみがユーティリティの分類基準を満たし、ユーティリティのワークロードに割り当てられます。後続のリクエストは、同じユーティリティ ワークロードに割り当てられます。ロード/アンロード単位外のSQLリクエストと補助SQLセッションからのSQLリクエストは、さまざまなワークロードに割り当てることができます。適用可能なすべてのスロットル カウンタが確認され、単位の先頭でのみ増加し、単位の最後でのみ減少します。バックアップと復元では、スクリプト全体が1つの単位として処理されます。